第2節 情報通信用語
第5章 情報通信・個人情報保護
行政書士試験の基礎知識では、現代社会における情報通信技術の基本用語が頻出します。IoT、ICT、Society5.0など、デジタル庁の設置背景となった重要概念を理解することで、時事問題や政策理解の基盤を築きます。単なる用語暗記ではなく、それぞれの技術が社会にもたらす変化を押さえましょう。
情報通信用語
簡単にいうと
簡単にいうと、行政書士試験で出題される情報通信関係の重要用語をまとめたテーマです。IoT・ICT・Society5.0・5G・ビッグデータ・電子署名・タイムスタンプ・デジタルデバイドなど、試験頻出の用語の定義を正確に押さえることがポイントです。
■ 映像・通信規格
【4K】現行ハイビジョンの4倍の解像度の映像(水平方向の画素数が約4千)です。
【8K】現行ハイビジョンの16倍の解像度の映像(水平方向の画素数が約8千)です。
【5G】次世代移動通信システムです。2019年4月に国内商用サービスが開始されました。LTEより100倍の接続機器数・100倍の通信速度などを目指しています。
【Bluetooth】無線LANのようなデータの送受信を行う無線通信の規格です。最大通信距離が無線LANより短いという特徴があります。
■ 情報通信技術の基本概念
【ICT(情報通信技術)】Information & Communications Technologyのことです。
【IoT(モノのインターネット)】自動車・家電・ロボット・施設などあらゆるモノがインターネットにつながり、情報のやり取りをすることです。モノのデータ化をもとに自動化等が展開し、新たな付加価値を生み出すという考え方です。
【ビッグデータ】ソーシャルメディア内のテキストデータ・GPS・携帯電話・スマートフォンから発生する位置情報・時々刻々と生成されるセンサーデータなど量が膨大なデータのことです。従来の技術では管理・処理が困難な大量・多様・高速なデータ群を指します。
■ 社会・生活のスマート化
【Society 5.0】サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させることにより地域・年齢・性別・言語等の格差なく多様なニーズに対応するサービスを提供し、経済発展と社会課題の解決を両立する人間中心の社会です。狩猟社会(1.0)・農耕社会(2.0)・工業社会(3.0)・情報社会(4.0)に続く次の社会の姿とされています。
【コネクテッドカー】ICT端末としての機能を有する自動車のことです。
【スマートホーム】住宅とICTが融合して家電の消費電量を調整し省エネ・節電を実現したり、生活の便宜を向上した住宅のことです。
【テレワーク】ICTを活用して場所と時間を有効に活用できる柔軟な働き方です。企業等に勤務する被雇用者が行う雇用型テレワーク(モバイルワーク・在宅勤務・サテライトオフィス勤務)と、個人事業主・小規模事業者等が行う自営型テレワーク(SOHO・住宅ワーク)に大別されます。
■ インターネット・ネットワーク関連
【アクセスポイント】無線LANの集線機器です。
【アプリ(アプリケーション)】OS上で作業の目的に応じて使うソフトウェアです。
【位置情報】人や機器などがいま存在している場所に関する情報です。GPS(全球測位システム)を用いた位置情報サービスがあります。
【デザリング】スマートフォン等をモデムの代わりにしてパソコン等をスマートフォン等に接続してネットワークに接続することです。
【フィルタリング】データをふるい分けすること(情報濾過)です。未成年者向け成人サイトや有害情報サイトからの保護などが代表的な例です。
■ 電子文書・セキュリティ技術
【電子署名】電子データに付け加えられる電磁的な署名情報で、本人により作成されたことを確認できるものです。紙文書の印鑑・サインの役割を果たします。
【電子透かし】動画・静止画・文書・音楽などのデジタルコンテンツに著作権情報等の特定の情報を埋め込む技術です。電子情報の著作権保護のために用いられます。
【タイムスタンプ】電子文書が作成された時刻を証明する技術です。
■ デジタル格差・拡張現実
【デジタル・デバイド】情報通信技術を利用できる者と利用できない者の間に生じる格差のことです。
【AR(拡張現実)】現実環境にコンピュータを用いて情報を付加することにより人工的な視覚感覚を作り出す技術です。
重要メモ
- ・「IoT=あらゆるモノのインターネット接続・AI・Society5.0・5G・ビッグデータ・電子署名・タイムスタンプ・デジタルデバイドが頻出用語」
- ・IoT(Internet of Things):自動車・家電・施設等あらゆるモノがインターネットにつながり情報交換——新たな付加価値の創出
- ・Society 5.0:サイバー空間とフィジカル空間を融合させ、地域・年齢・性別の格差なく多様なニーズに対応する人間中心の社会
- ・5G(第5世代移動通信):「超高速」「多数接続」「超低遅延」の3特長——2020年3月から日本で商用サービス開始
- ・ビッグデータ:大量・多様・高速に生成されるデータ——従来技術では管理困難な膨大なデータ群(SNS・GPS・センサーデータ等)
- ・電子署名:電子データへの電磁的な署名——本人性・改ざん検出の機能・紙の印鑑・サインに相当
- ・タイムスタンプ:電子文書の作成時刻と改ざんされていないことを証明する技術
- ・デジタル・デバイド:ICTを利用できる者と利用できない者との間に生じる格差
- ・AR(拡張現実):現実の環境にCG等の情報を付加して疑似感覚を作り出す技術
まとめ
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