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S憲法統治機構

出席停止処分取消等請求事件

最高裁判所大法廷2020-11-25
出席停止懲罰司法審査地方議会議会自律権判例変更

議員の出席停止は裁判で争える

図解でわかる

判例図解
なる子ちゃん

事案の概要

地方議会のある議員が、議会から出席停止という懲罰処分を受けました。この議員は「処分は不当だ」として裁判所に訴えを起こしましたが、議会側は「議会内部の問題だから裁判所は口出しできない」と主張しました。そこで、裁判所が議会の懲罰処分の適否を審査できるかどうかが争われました。
争点

争点

地方議会の議員が出席停止という懲罰(制裁)を受けた場合、その処分が正しいかどうかを裁判所が審査できるかどうかが問われた。

判旨

判旨

出席停止の懲罰は、議員が会議や委員会に出席できなくなるという重大な制約を課すものであり、住民から選ばれた議員としての中心的な活動を妨げる。そのため、単なる議会内部の問題とはいえず、裁判所は常にその適否(処分が正当かどうか)を判断できる。

関連法令の解説

関連法令の解説

憲法76条1項は、裁判所がすべての法律上の争いを裁判する権限を持つと定めています。地方議会の懲罰処分が、議会内部の自律的な問題なのか、それとも裁判所が審査できる法的争いなのかが問われました。

身近な例え

身近な例え

学校の生徒会で役員が「1ヶ月間会議に出るな」と処分されたら、それが正しいか先生(裁判所)に相談できる、というイメージです。

なる子ちゃん

ざっくりまとめ

要するに、議員の出席停止処分は議員活動の中心を奪う重大な制約だから、単なる議会内部の問題じゃなくて、裁判所がちゃんと審査できるってこと!

試験対策ポイント

★出席停止処分は司法審査の対象となる(重要) ★理由:出席停止は議員の中心的活動である会議・委員会への出席を妨げる重大な制約 ★議会の自律権との関係:単なる内部規律の問題ではなく、議員の権利に対する実質的制約があるため司法審査が及ぶ ★対比:戒告など軽微な懲罰は自律権の範囲内として司法審査が制限される場合がある ★住民の代表者としての議員の地位の重要性も判断の根拠

法令

関連法令

憲法76条1項
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