ロゴ行政書士になる子ちゃん
民法債権総論

連帯債務

れんたいさいむ

📌

ひとことで言うと

複数の債務者が、それぞれ独立して債務の全額を弁済する義務を負い、誰か一人が全額弁済すれば全員の債務が消滅する仕組みのこと。

なる子ちゃん

くわしく解説

連帯債務って何が「連帯」なの?

まず、複数の人が同じ債務を負っている状況を想像してください。連帯債務とは、債務者それぞれが独立して債務の全額を負担するという制度です。

普通の分割債務なら「AさんもBさんも50万円ずつ」と分かれますが、連帯債務では「AさんもBさんも100万円全額を払う義務がある」のです。もちろん、実際に払うのは合計100万円ですが、債権者はどちらにでも全額請求できます。


なぜこんな制度があるの?

債権者の保護が最大の目的です。一人が資力不足でも、他の連帯債務者に全額請求できるため、債権回収の確実性が高まります。

ポイントは、「債権者から見れば、複数の財布から選んで請求できる」という安心感にあります。


誰かが弁済したらどうなるの?

連帯債務者の一人が全額弁済すれば、全員の債務が消滅します。これを「絶対効」といいます。

ただし、弁済した人は他の連帯債務者に対して求償権を持ちます。つまり「私が全額払ったから、あなたの負担分を返して」と請求できるのです。負担割合は当事者間で決めますが、決めていなければ平等とされます。


試験で狙われるポイント

絶対効が生じる事由(弁済・更改など)と、相対効しか生じない事由(請求・時効の完成猶予など)の区別が頻出です。特に時効の完成猶予・更新は相対効である点に注意しましょう。

なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:共同で事業資金を借りた場合

AさんとBさんが連帯して銀行から300万円を借りたとします。銀行はAさんに300万円全額を請求することもできますし、Bさんに全額請求することもできます。もしAさんが全額返済すれば、Bさんの債務も消滅しますが、Aさんは負担割合に応じてBさんに求償できます。これが連帯債務の典型例です。

ケース②:共同不法行為の場合

CさんとDさんが共同で他人の車を壊し、100万円の損害を与えたとします。被害者はCさんにもDさんにも100万円全額を請求できます。Cさんが全額支払えば被害者の請求権は消滅しますが、Cさんは過失割合などに応じてDさんに求償することになります。

試験対策ポイント

連帯債務」は民法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

📱 アプリのご紹介

行政書士になる子ちゃん

スマホアプリで、いつでもどこでも。行政書士合格を、スキマ時間で。

行政書士試験学習には必須の判例のわかりやすい解説から科目別テキスト、過去問演習、択一演習をスマホでまとめて持ち歩ける学習アプリです。通勤・休憩中に1問だけでも。独学でも仕事と両立しながら、合格を目指せます。

App Storeで無料ダウンロード