ロゴ行政書士になる子ちゃん
行政法行政行為

認可

にんか

📌

ひとことで言うと

私人同士の契約などの法律行為を行政庁が補充することで、初めてその法律効果を完成させる行政行為のこと。

なる子ちゃん

くわしく解説

認可ってどんな行為なの?

認可とは、私人同士が行った契約などの法律行為を行政庁が補充することで、その効力を完成させる行政行為です。

ポイントは、「認可がなければ、当事者間の合意だけでは法律効果が発生しない」という点にあります。つまり、あなたが誰かと契約を結んでも、認可を受けるまでは法律上「なかったこと」になってしまうのです。


「許可」との違いは?

似た言葉に「許可」がありますが、これは全く別の概念です。

許可は、もともと禁止されている行為について、その禁止を解除するものです。例えば、運転免許がないと車を運転できませんが、免許を取れば運転できるようになります。

一方、認可は、禁止を解除するのではなく、当事者の行為に法的効力を与えるものです。農地の売買契約では、当事者同士が「売ります・買います」と合意しても、農業委員会の認可がなければ所有権は移転しません。


認可を受けないとどうなるの?

認可を受けずに行った法律行為は、原則として無効となります。

例えば、銀行が合併するには内閣総理大臣の認可が必要です。認可なしに合併手続きを進めても、法律上は合併の効力が生じません。


試験で押さえるべきポイント

認可は形成的行為に分類されます。行政庁が認可することで、新たな法律関係が「形成」されるからです。

試験では、許可・特許・認可の区別が頻出です。

①許可は、禁止の解除(例:飲食店営業許可)

②特許は、新たな権利や地位の設定(例:公有水面埋立免許)

③認可は、法律行為の効力の補充(例:農地売買の認可)

この3つの違いを具体例とセットで覚えておきましょう。

なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:農地の売買

Aさんが所有する農地をBさんに売りたいとします。二人の間で売買契約を締結しましたが、農地法に基づく農業委員会の認可を受けていませんでした。この場合、AさんとBさんの契約だけでは所有権は移転せず、認可を受けて初めて売買の効力が生じます。これが認可の典型例です。

ケース②:銀行の合併

X銀行とY銀行が経営統合のため合併することになりました。両銀行の株主総会で合併が承認されても、それだけでは合併の効力は発生しません。内閣総理大臣の認可を受けることで、初めて法律上の合併が完成します。これも認可が必要な場面です。

試験対策ポイント

認可」は行政法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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