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民法親族・相続

親権

しんけん

📌

ひとことで言うと

未成年の子どもを監護・教育し、その財産を管理するために、父母に認められた権利と義務のこと。

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くわしく解説

親権とは何か?

親権とは、未成年の子どもを育て、教育し、その財産を守るために、父母に認められた権利であり、同時に義務でもあるものです。

親権のポイントは、「子どもの利益のために行使される」という考え方にあります。親の都合や自由ではなく、あくまで子どもの幸せのために与えられた権限なのです。


親権の2つの中身

親権は大きく2つに分かれます。

①身上監護権があること。子どもと一緒に暮らし、しつけをし、教育を受けさせるなど、日常生活の面倒を見る権利・義務です。居所指定権、懲戒権、職業許可権なども含まれます。

②財産管理権があること。未成年の子どもが持っている財産(お年玉や相続財産など)を管理し、子どもに代わって契約などの法律行為をする権利です。


誰が親権を持つの?

婚姻中の父母は、共同で親権を行使します。離婚した場合は、父母のどちらか一方が親権者になります(単独親権)。


親権を失うこともある?

親権者が子どもの利益を著しく害する場合、家庭裁判所は親権喪失親権停止の審判をすることがあります。子どもを守るための最終手段です。


試験で注意すべきポイント

親権者が子どもの財産を管理する際、親自身の利益と子の利益が対立する場合(利益相反行為)には、特別代理人の選任が必要になります。この点はよく出題されます。

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具体例で考えよう

ケース①:離婚後の親権者指定

夫婦が離婚することになり、10歳の子どもがいるとします。離婚届には必ず「父母のどちらが親権者になるか」を記載しなければなりません。協議で決まらない場合は、家庭裁判所が子どもの利益を最優先に考えて親権者を指定します。これが親権者の指定の問題です。

ケース②:利益相反行為と特別代理人

父親が親権者として、亡くなった母親の遺産を未成年の子どもと共に相続することになったとします。この遺産分割協議では、父と子の利益が対立します。この場合、父は子どもを代理できないため、家庭裁判所に特別代理人の選任を請求する必要があります。

試験対策ポイント

親権」は民法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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