ロゴ行政書士になる子ちゃん
商法・基礎基礎法学

行政事件訴訟

ぎょうせいじけんそしょう

📌

ひとことで言うと

国や地方公共団体などの行政活動に不服がある国民が、裁判所に訴えて争う手続のこと。

なる子ちゃん

くわしく解説

そもそも行政事件訴訟って何?

行政事件訴訟とは、国や地方公共団体などの行政機関が行った処分や決定に不服がある国民が、裁判所に訴えて争う手続のことです。

私たち国民は、行政が違法な処分をしたときに「泣き寝入り」する必要はありません。裁判所という中立的な機関に判断してもらうことで、行政の違法な活動から自分の権利を守ることができるのです。


民事訴訟との違いは?

民事訴訟は、個人と個人、会社と会社など、私人同士の争いを解決する手続です。一方、行政事件訴訟は、国民と行政機関という「対等ではない関係」での争いが対象になります。

ポイントは、行政には強い権限があるからこそ、国民を守るための特別な訴訟制度が必要という考え方にあります。


どんな種類があるの?

代表的なものは取消訴訟です。これは、すでに出された行政処分(営業許可の取消しなど)を「違法だ」として取り消してもらう訴訟です。

ほかにも、義務付け訴訟(行政に何かをするよう命じてもらう)や差止訴訟(これから行われる処分を止めてもらう)などがあります。


行政不服審査との使い分けは?

行政事件訴訟は裁判所に訴えるもの。一方、行政不服審査法に基づく不服申立ては、行政内部で再検討してもらう制度です。どちらを選ぶかは原則として国民が自由に選べます。

なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:建築確認が下りなかった

あなたが自宅を建てようとしたところ、市役所から「建築基準法に違反している」として建築確認が下りませんでした。しかし、あなたは「違反していない」と考えています。この場合、裁判所に訴えて建築確認が下りなかった処分の取消しを求めることができます。これが行政事件訴訟です。

ケース②:運転免許の取消処分

警察から運転免許の取消処分を受けたけれど、「処分理由が不当だ」と納得できない場合があります。このとき、裁判所に取消訴訟を提起して、処分が違法であることを争うことができます。これも行政事件訴訟の典型例です。

試験対策ポイント

行政事件訴訟」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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