民事訴訟
みんじそしょう
ひとことで言うと
私人同士の権利や利益に関する争いを、裁判所が法に基づいて判断し解決する手続のこと。
くわしく解説
民事訴訟とは何か?
民事訴訟とは、私人同士(個人や会社など)の間で起きた権利や利益についての争いを、裁判所が判断して解決する手続です。たとえば、お金を貸したのに返してもらえない、交通事故の損害賠償をめぐって意見が対立している、といった場合に利用されます。
刑事訴訟との違いは?
よく混同されるのが刑事訴訟です。刑事訴訟は、犯罪を犯した疑いのある人を罰するかどうかを決める手続で、国(検察官)が訴える側になります。
一方、民事訴訟は私人が訴える側(原告)になり、相手方(被告)に対して「お金を払え」「土地を返せ」などの請求をします。ポイントは、民事は権利の実現、刑事は犯罪への処罰という目的の違いにあります。
どんな流れで進むの?
民事訴訟は、①訴えの提起から始まります。原告が訴状を裁判所に提出し、被告に送達されます。
次に、②口頭弁論が開かれ、双方が主張や証拠を出し合います。
最後に、裁判所が③判決を下します。判決に不服があれば、控訴・上告という形で上級の裁判所に訴えることもできます(三審制)。
訴訟以外の解決方法もある?
すべての争いが裁判になるわけではありません。調停や仲裁といった**裁判外の紛争処理(ADR)**を利用すれば、より柔軟で迅速な解決が可能です。
具体例で考えよう
ケース①:貸したお金を返してもらえない
あなたが友人に100万円を貸したのに、約束の期日を過ぎても返してもらえないとします。話し合いでも解決しない場合、あなたは裁判所に訴えを起こし、「100万円を返せ」という請求をすることができます。これが民事訴訟です。
ケース②:交通事故の損害賠償
交通事故で車が壊れ、相手方の保険会社が提示する賠償額に納得できないとします。このとき、あなたは民事訴訟を起こして、適正な損害賠償額を裁判所に判断してもらうことができます。
試験対策ポイント
「民事訴訟」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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