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商法・基礎会社法

第三者割当

だいさんしゃわりあて

📌

ひとことで言うと

会社が特定の第三者(既存株主以外の者)を割当先として株式を発行する方法のこと。

なる子ちゃん

くわしく解説

第三者割当って何が「第三者」なの?

株式会社が新しく株式を発行するとき、誰に買ってもらうかによって方法が変わります。

既存の株主全員に平等に買う権利を与えるのが「株主割当」です。一方、第三者割当は、既存株主以外の特定の人(取引先、役員、従業員、他の会社など)に株式を発行する方法です。

ポイントは、「既存株主ではない特定の誰か」に株を買ってもらうという点にあります。


なぜ第三者割当が使われるの?

会社が資金調達したいとき、既存株主だけでは資金が集まらないことがあります。そんなとき、資金力のある取引先や提携企業に株式を発行すれば、まとまった資金を確保できます。

また、業務提携を強化したい相手に株式を持ってもらうことで、関係を深めるという戦略的な意味もあります。


既存株主にとっての注意点は?

第三者割当で新しい株式が発行されると、既存株主の持株比率が下がります(これを「株式の希薄化」といいます)。

そのため、公開会社では、著しく不公正な発行(例:経営者が自分の地位を守るために特定の味方に株を発行する)は差止請求の対象になります。


試験では何が問われる?

第三者割当が株主割当との違いや、不公正発行の問題として出題されることがあります。「誰に発行するか」で株主の権利がどう影響を受けるかを理解しておきましょう。

なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:取引先への第三者割当

中小企業A社が事業拡大のため1億円の資金が必要になったとします。既存株主だけでは資金が集まらないため、長年取引のあるB社に新株を発行して引き受けてもらいました。これは第三者割当による資金調達です。

ケース②:経営陣による不公正な発行

株式会社C社の経営陣が、敵対的買収を仕掛けてきた投資家に対抗するため、友好的な関係にあるD社に大量の新株を第三者割当で発行しました。これは既存株主の利益を著しく害する不公正発行として、株主から差止請求を受ける可能性があります。

試験対策ポイント

第三者割当」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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