株主割当
かぶぬしわりあて
ひとことで言うと
既存の株主に対して、その持株比率に応じて新株を割り当てる方法のこと。
くわしく解説
株主割当とは何か?
株主割当とは、会社が新しく株式を発行するときに、既存の株主に対して、その持株比率に応じて新株を割り当てる方法です。
たとえば、あなたが100株持っていて、会社全体の10%を保有していたとします。株主割当で新株が発行されると、新株もあなたに10%分が割り当てられるため、あなたの持株比率は変わりません。
株主割当のポイントは、「既存株主の持株比率を維持し、支配権や経営への影響力を守る」という考え方にあります。
なぜ株主割当が重要なの?
会社が新株を発行すると、株式の総数が増えます。もし既存株主以外の人に新株が渡ると、既存株主の持株比率が薄まって(希釈化)しまい、経営への影響力が弱まる可能性があります。
株主割当を使えば、既存株主は持株比率を維持したまま資金調達ができるため、株主にとって公平な方法と言えます。
第三者割当との違いは?
第三者割当は、特定の第三者(たとえば取引先や提携企業)に新株を割り当てる方法です。この場合、既存株主の持株比率は希釈化されます。
一方、株主割当は既存株主にのみ割り当てるため、持株比率が守られるという大きな違いがあります。
試験での注意点
株主割当は募集株式の発行の一形態です。株主平等原則との関係や、他の発行方法との違いを整理しておきましょう。
具体例で考えよう
ケース①:既存株主への新株割当
A社の株主であるあなたは、現在1,000株(全体の20%)を保有しています。A社が資金調達のため、株主割当で新株5,000株を発行したとします。あなたには持株比率に応じて1,000株(20%)が割り当てられ、割当後もあなたの持株比率は20%のまま維持されます。これが株主割当の典型例です。
ケース②:第三者割当との比較
B社が新株1,000株を発行する際、既存株主ではなく取引先C社に全株を割り当てたとします。この場合は株主割当ではなく第三者割当に該当し、既存株主の持株比率は希釈化されることになります。
試験対策ポイント
「株主割当」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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