目的外利用の禁止
もくてきがいりようのきんし
ひとことで言うと
行政機関が収集した個人情報を、本来の収集目的以外の用途に使用することを原則として禁止するルールのこと。
くわしく解説
なぜ目的外利用は禁止されるの?
行政機関は、住民票の届出や税金の申告など、さまざまな場面でみなさんの個人情報を集めています。しかし、集めた情報を何にでも自由に使えるとしたらどうでしょうか?
例えば、健康診断のために提出した病歴情報が、就職の採用判断に使われたら困りますよね。これが目的外利用の禁止の考え方です。
ポイントは、「情報を集めたときの目的に縛られる」という点にあります。
根拠はどこにあるの?
個人情報保護法に規定されています。行政機関は、法令に基づく事務を遂行するために必要な場合に限り、個人情報を保有できます。そして、その利用目的の達成に必要な範囲を超えて保有個人情報を利用・提供することは原則として禁止されています。
これは比例原則とも深く関わっています。目的達成に必要な最小限度の手段でなければならないという考え方です。
例外はあるの?
原則は禁止ですが、以下の場合には例外的に目的外利用が認められます。
①本人の同意があること。情報の持ち主が「使っていいよ」と認めた場合です。
②法令に基づく場合であること。法律で明確に認められている場合には許されます。
③相当な理由がある場合であること。行政機関内部での利用や、他の行政機関への提供で、事務に必要な限度で相当の理由がある場合です。
試験で押さえるべきポイント
試験では、行政手続法の行政指導の規定と絡めて出題されることがあります。行政指導においても、その趣旨・内容・責任者を明確にする義務があり、情報の適正な取扱いが求められます。
「目的外利用の禁止」は、行政が持つ強大な情報収集力に対する歯止めとして機能していることを理解しておきましょう。
具体例で考えよう
ケース①:税務情報の流用
市役所の税務課が、あなたの所得情報を収集したとします。この情報は税金の計算のために集められたものです。これを市の福祉課が、本人の同意なく生活保護の審査に流用した場合、目的外利用の禁止に違反する可能性があります。
ケース②:健康情報の不正利用
保健センターが健康診断で集めた病歴データを、人事部門が職員の配置転換の判断材料として使用したとします。健康診断の目的は健康管理であり、人事判断ではありません。これは目的外利用として禁止される典型例です。
試験対策ポイント
「目的外利用の禁止」は行政法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
関連用語
独学でも合格をつかみ取れる!
判例解説・テキスト・解説動画・演習まですべて網羅!
予備校代の1/30で、独学の不安をまるごと解決できます
無料登録後、アカウントページからかんたんにプレミアムへ切り替えられるよ。音声解説・解説動画・過去問・AI記述採点まで全機能が使えるようになるの!
- 行政書士試験に出る判例のわかりやすく丁寧な解説を、動画と音声で無制限に見放題・聞き放題!プレミアム限定

- テキスト各テーマの解説動画が見放題!連続再生・科目別・ブックマーク再生でスキマ時間に効率よく学べます。プレミアム限定

- 過去問の年度別・肢別演習無制限!何度も解きなおせます。マイページで苦手管理もばっちり。プレミアム限定

- 科目別テキストPDFダウンロード可能!ダウンロード後は半永久的に利用可能で、印刷したりご自身の好きな使い方で合格に近づけます。プレミアム限定

- テキストのブックマーク管理で苦手分野・何度も確認したい部分を徹底管理可能!プレミアム限定

- 記述式問題をAIで添削採点可能!最適なフィードバックで自分だけの強み・弱みを把握できる。プレミアム限定

プレミアムプラン
¥7,800〜 / 対象年度の本試験まで(税抜)
自動更新なし
決済は Stripe(世界最高水準・PCI-DSS準拠)で安全に処理されます。全世界で利用されているStripeの厳格な審査をクリアした決済サービスなので安心です。カード情報は当サービスに保存されません。
スマホアプリで、いつでもどこでも。行政書士合格を、スキマ時間で。
判例解説の音声再生・過去問演習・AI記述採点をスマホ1台に。通勤・休憩中に1問だけでも。独学でも仕事と両立しながら、合格を目指せます。
✓ Webでプレミアム登録済みの方は、アプリでも全機能をそのままご利用いただけます。
- 判例の動画・音声解説をながら学習

- テキストPDFダウンロードで、紙でもオフラインでも

- 過去問・記述式演習がいつでも

- 苦手ブックマーク管理で弱点を集中復習

無料ダウンロード・iOS対応
