発起設立
ほっきせつりつ
ひとことで言うと
発起人だけが出資して株式を引き受け、外部から株主を募集せずに会社を設立する方法のこと。
くわしく解説
発起設立とは何か?
発起人だけで株式のすべてを引き受けて、会社を作る方法です。外部の人に「株を買ってください」と募集することなく、発起人だけで完結させるのが特徴です。
もう一つの方法である募集設立と比べると、手続きが簡単でスピーディーに会社を作れるため、実務上はこちらが圧倒的に多く使われています。
なぜ発起設立が選ばれるの?
発起設立のメリットは、手続きが簡素で迅速だという点にあります。
募集設立では、外部から株主を募集するため、創立総会を開催したり、複雑な手続きを経なければなりません。一方、発起設立なら発起人だけで意思決定ができるので、そうした面倒な手続きが不要です。
「早く会社を作りたい。でも外部の株主は今はいらない」という場面では、発起設立が最適です。
発起設立の流れ
会社設立までの基本的な流れは次のとおりです。
①定款の作成・認証があること。発起人が定款を作成し、公証人の認証を受けます。
②出資の履行があること。発起人が株式の引受価額を払い込みます。
③設立時取締役の選任があること。発起人が設立時の役員を選びます。
④設立の登記があること。法務局で登記を行い、これで会社が成立します。
試験でのポイント
発起設立では創立総会が不要である点が、募集設立との大きな違いです。この対比は頻出なので必ず押さえておきましょう。
具体例で考えよう
ケース①:友人同士で起業する場合
大学の同級生3人で会社を作ることになり、それぞれが100万円ずつ出資して株式を引き受けたとします。外部の投資家は募集せず、3人だけで会社を設立しました。これは発起設立にあたります。
ケース②:一人で会社を作る場合
個人事業主だったあなたが、事業を法人化することにしました。株式はすべて自分一人で引き受け、他の株主を募集しませんでした。これも発起設立による会社設立です。
試験対策ポイント
「発起設立」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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