法律の法規創造力
ほうりつのほうきそうぞうりょく
ひとことで言うと
法律が国民の権利義務に関する一般的なルール(法規)を新たに作り出す効力のこと。
くわしく解説
法律の法規創造力とは何か?
「法規」とは、国民の権利や義務に関する一般的なルールのことです。そして「法規創造力」とは、そのルールを新しく作り出す力を指します。
つまり、法律の法規創造力とは、「法律だけが国民の権利義務に関するルールを作れる」という考え方です。
なぜこの考え方が重要なの?
もし行政機関が勝手に国民の権利を制限したり、義務を課したりできるとしたら、どうなるでしょうか?みなさんの生活は、いつ何が禁止されるかわからない不安定なものになってしまいます。
そこで、国民の代表である国会が作る「法律」だけが、権利義務のルールを作れるとしたのです。これは民主主義の根幹に関わる重要な原則です。
「法律の優位」との違いは?
似た概念に「法律の優位」があります。こちらは「行政は法律に違反してはならない」という原則です。
一方、法律の法規創造力は「そもそも法規を作れるのは法律だけだ」という、より根本的な話をしています。
| 概念 | 内容 | |------|------| | 法律の優位 | 行政は法律に反する行為ができない | | 法規創造力 | 法規を作れるのは法律だけ |
行政立法との関係は?
「法律だけが法規を作れるなら、政令や省令はどうなるの?」と思うかもしれません。
実は、法律の委任があれば、政令や省令でも法規を定めることができます。これが「委任命令」です。ただし、あくまで法律からの委任が必要であり、行政機関が勝手に法規を作ることはできません。
ポイントは、「法規を作る力の源泉は、あくまで法律にある」という考え方です。
試験ではここに注意!
試験では、法律の優位との違いを問われることがあります。「優位」は消極的な制限、「法規創造力」は積極的な独占権限という点を押さえておきましょう。
試験対策ポイント
「法律の法規創造力」は行政法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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