刑事訴訟
けいじそしょう
ひとことで言うと
犯罪の疑いがある人を裁判にかけて、有罪か無罪かを判断する手続きのこと。
くわしく解説
刑事訴訟とは何か?
刑事訴訟とは、犯罪を犯した疑いのある人(被疑者・被告人)を裁判にかけて、有罪か無罪かを判断する手続きのことです。検察官が訴えを起こし、裁判所が判断します。
民事訴訟との違いは?
刑事訴訟と民事訴訟は、まったく別のものです。
民事訴訟は、個人や会社同士のトラブル(お金の貸し借り、契約違反など)を解決する手続きです。一方、刑事訴訟は、国家が犯罪者を処罰するための手続きです。
ポイントは、「刑事訴訟では、国家権力が個人の自由を奪うかもしれない」という点にあります。だからこそ、被告人には多くの権利が保障されています。
なぜ重要なの?基本原則を押さえよう
刑事訴訟では、①無罪推定の原則が重要です。有罪が証明されるまでは、被告人は無罪として扱われます。
また、②裁判を受ける権利(憲法32条)、③弁護人依頼権(憲法37条)など、被告人の人権を守るための仕組みが整っています。
さらに、刑事訴訟では③三審制が採用されており、地方裁判所→高等裁判所→最高裁判所と、3回まで裁判を受けることができます。
試験のポイント
行政書士試験では、裁判員制度との関連や、民事訴訟・行政事件訴訟との違いを問われることがあります。「刑事=犯罪=国家が訴える」と覚えましょう。
具体例で考えよう
ケース①:窃盗事件の場合
Aさんがコンビニで万引きをした疑いで逮捕されたとします。警察が捜査を行い、検察官が「Aさんは有罪だ」と判断すれば、裁判所に訴えを起こします(起訴)。裁判所は証拠を調べて、Aさんが本当に犯罪を犯したかを判断します。これが刑事訴訟の流れです。
ケース②:殺人事件と裁判員制度
Bさんが殺人の疑いで起訴されたとします。重大な犯罪なので、一般の国民が裁判員として参加する裁判員制度が適用されます。裁判員と裁判官が一緒に、Bさんが有罪か無罪か、有罪ならどんな刑にするかを決めます。これも刑事訴訟の一例です。
試験対策ポイント
「刑事訴訟」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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