ロゴ行政書士になる子ちゃん
商法・基礎会社法

機関設計

きかんせっけい

📌

ひとことで言うと

会社の経営や監督を担う機関(取締役会や監査役など)をどう組み合わせて設置するかという、会社の組織構造の設計のこと。

なる子ちゃん

くわしく解説

機関設計とは何か?

会社は人と同じように、意思決定や業務執行、監督といった活動をする必要があります。でも、会社は「法人」ですから、実際にはそれを人間が担います。この人間たちの役割を取締役監査役といった「機関」として配置し、どう組み合わせるかを決めることが機関設計です。

ポイントは、会社の規模や特性に応じて、最適な組織構造を選べるという点にあります。


どんな選択肢があるの?

会社法では、大きく分けて3つの機関設計が用意されています。

**①取締役会+監査役(会)**という伝統的な形。中小企業から大企業まで広く使われています。

②指名委員会等設置会社という形。アメリカ型の経営スタイルで、指名委員会監査委員会報酬委員会の3つの委員会を設置し、執行役が業務を執行します。

③監査等委員会設置会社という形。監査と経営の監督を一体化させた、比較的新しい制度です。


なぜ機関設計が重要なの?

公開会社(株式を自由に譲渡できる会社)や大会社(資本金5億円以上など)には、法律で設置すべき機関が決められています。逆に、非公開会社は比較的自由に機関設計できます。

つまり、会社の透明性や規模に応じて、適切なガバナンス体制を整えることが求められているのです。

なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:小規模な非公開会社

株主が家族だけの小さな会社を設立したとします。この会社は取締役1名だけを置き、取締役会も監査役も設置しない、というシンプルな機関設計が可能です。これは非公開会社に認められた柔軟な機関設計の例です。

ケース②:上場を目指す大企業

資本金10億円の会社が株式公開を検討しているとします。この会社は公開会社かつ大会社になるため、取締役会と監査役会(または監査等委員会)の設置が義務付けられます。これは法律が定める機関設計の制約の例です。

試験対策ポイント

機関設計」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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