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民法契約

担保責任

たんぽせきにん

📌

ひとことで言うと

売買などの契約で、引き渡された物に欠陥があった場合に、売主などが買主に対して負う責任のこと。

なる子ちゃん

くわしく解説

担保責任とは何か?

担保責任とは、売買契約などで引き渡された物に欠陥や不具合があった場合に、売主が買主に対して負う責任のことです。

「担保」という言葉から「抵当権」などを思い浮かべるかもしれませんが、ここでは全く違います。売主が「この商品は問題ありませんよ」と保証(担保)する責任、という意味なのです。


現在の民法では「契約不適合責任」と呼ばれる

2020年の民法改正で、担保責任は契約不適合責任という名称に変わりました。以前は「瑕疵担保責任」と呼ばれていましたが、考え方が整理され、より分かりやすくなっています。

ポイントは、「契約の内容に適合しているかどうか」という基準です。引き渡された物が契約で約束した内容と違っていれば、買主は売主に対して責任を追及できます。


買主にはどんな権利があるの?

契約不適合があった場合、買主は次の権利を持ちます。

①追完請求ができること。修理や代替品の引渡しを求められます。

②代金減額請求ができること。欠陥の分だけ代金を減らしてもらえます。

③損害賠償請求ができること。売主に帰責事由があれば、損害の賠償を求められます。

④契約の解除ができること。重大な不適合があれば契約自体を解除できます。


試験での注意点

担保責任は売買契約だけでなく、請負契約にも適用されます。特に請負人の契約不適合責任は、建物の欠陥などで出題されやすいので要注意です。

なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:中古車に隠れた故障があった

あなたが中古車を購入したとします。契約では「エンジンは正常」と説明されていましたが、納車後すぐにエンジンに重大な故障が見つかりました。売主は、この故障を知らなかったとしても、契約不適合責任を負います。あなたは修理を請求したり、代金の減額を求めたり、場合によっては契約を解除することができます。

ケース②:注文した家具のサイズが違った

特注で家具を注文し、「幅180cm」と契約したのに、届いた家具は幅170cmしかなかったとします。これは明らかに契約の内容に適合していません。あなたは作り直しを求める(追完請求)こともできますし、サイズが小さい分だけ代金を減額してもらうこともできます。

試験対策ポイント

担保責任」は民法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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