復氏
ふくうじ
ひとことで言うと
離婚や配偶者の死亡によって、婚姻前の氏(旧姓)に戻ること。
くわしく解説
復氏って何をするの?
復氏とは、結婚によって氏(名字)を変えた人が、離婚や配偶者の死亡によって、婚姻前の氏に戻ることをいいます。たとえば、結婚で「佐藤」から「田中」に変わった人が、離婚して再び「佐藤」に戻るのが復氏です。
ポイントは、「結婚で氏を変えた人だけが対象」という点です。夫婦は結婚時にどちらかの氏を選びますが、復氏が問題になるのは氏を変更した側だけです。
どんなときに復氏するの?
復氏が起こるのは次の2つの場面です。
①離婚したとき。離婚すると、原則として婚姻前の氏に自動的に戻ります(民法767条)。ただし、離婚後3か月以内に届け出れば、婚姻中の氏を使い続けることもできます(婚氏続称)。
②配偶者が死亡したとき。死別の場合、自動的には復氏しません。復氏したければ、自ら届出をする必要があります(民法751条)。
試験でのポイント
離婚と死別で復氏のルールが正反対である点に注意しましょう。離婚は「原則復氏・例外続称」、死別は「原則続称・例外復氏」です。この違いを問う問題がよく出題されます。
具体例で考えよう
ケース①:離婚による復氏
花子さんは結婚で「山田」から「鈴木」に氏を変えましたが、離婚することになりました。特に何も手続きをしなければ、花子さんは自動的に「山田」に戻ります。これが復氏です。ただし、離婚後3か月以内に届け出れば「鈴木」を名乗り続けることもできます。
ケース②:死別による復氏
太郎さんは結婚で「佐藤」から「高橋」に氏を変えましたが、配偶者が亡くなりました。この場合、太郎さんは自動的には復氏せず「高橋」のままです。もし「佐藤」に戻りたければ、自ら復氏の届出をする必要があります。
試験対策ポイント
「復氏」は民法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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