審査請求人
しんさせいきゅうにん
ひとことで言うと
行政庁の処分や不作為に不服があり、審査請求を行った本人のこと。
くわしく解説
審査請求人とは誰のこと?
審査請求人とは、行政庁の処分や不作為に対して「おかしい!」と不服を申し立て、審査請求を行った本人のことです。
行政不服審査法では、処分を受けた人が納得できない場合に、裁判ではなく行政機関に対して見直しを求める制度が用意されています。この制度を利用して審査請求を行った人が「審査請求人」と呼ばれます。
誰が審査請求人になれるの?
審査請求人になれるのは、処分に不服がある者または不作為に係る処分を申請した者です。
①処分についての審査請求の場合は、処分を受けて不利益を被った人や、処分により権利を侵害された人などが該当します。
②不作為についての審査請求の場合は、申請をしたのに行政庁が何も応答しない状態が続いているとき、その申請をした本人が審査請求人となります。
ポイントは、「自分の権利や利益が侵害されている当事者」でなければ審査請求人にはなれないという点です。単なる傍観者や関係のない第三者は審査請求人にはなれません。
審査請求人にはどんな権利があるの?
審査請求人には、審理手続において様々な権利が認められています。
①証拠書類等の提出ができます。自分の主張を裏付ける資料を提出できます。
②処分庁の弁明書に対する反論書の提出ができます。相手の言い分に反論するチャンスがあります。
③口頭意見陳述の申立てができます。書面だけでなく、口頭で意見を述べる機会を求められます。
試験ではここが狙われる!
審査請求人と利害関係人の違いを問う問題が頻出です。利害関係人は審査請求人以外で審査請求に参加する第三者であり、審理員の許可を得て参加します。また、審査請求人は代理人や総代を選任できる点も押さえておきましょう。
具体例で考えよう
ケース①:営業許可の取消しに不服がある場合
あなたが経営する飲食店が、衛生上の問題を理由に営業許可を取り消されたとします。この処分に納得できないあなたは、審査庁に対して審査請求を行いました。この場合、あなたが審査請求人となります。
ケース②:申請に対して何も返答がない場合
あなたが建築確認申請を提出したのに、行政庁から何の応答もないまま3か月が経過したとします。この不作為に対して審査請求を行った場合、申請者であるあなたが審査請求人となります。
試験対策ポイント
「審査請求人」は行政法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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