基本的人権の尊重
きほんてきじんけんのそんちょう
ひとことで言うと
憲法が国民一人ひとりの生まれながら持っている権利を大切にし、国がそれを侵害しないように、また実現するように求める考え方のこと。
くわしく解説
「基本的人権の尊重」って、結局何がそんなに大事なの?
みなさん、こんにちは!行政書士試験のカリスマ講師です。今回は憲法の超重要テーマ、「基本的人権の尊重」について、初学者の方にもバッチリ理解してもらえるように解説していきますよ!
一言で言うと、これは「人間が人間らしく生きるために不可欠な権利を、国家が最大限に尊重し、守り、実現していくべきだ!」という、憲法の最も基本的な考え方なんです。
なぜ「基本的人権」は尊重されるべきなの?
そもそも、この「基本的人権」というのは、国が与えたものではなく、私たちが人間として生まれながらにして持っている、かけがえのない権利だと考えられています。だから、たとえ国であっても、これを勝手に奪ったり、侵害したりすることは許されないんですね。
憲法は、この基本的人権を保障するために存在すると言っても過言ではありません。具体的には、憲法に様々な人権が明記され、国がその人権を侵害しないように、そして、むしろ積極的に人権が実現されるように、国家の権力を制限しているんです。
具体的にどんな権利が含まれるの?
憲法で保障されている基本的人権には、大きく分けて以下のようなものがあります。
① 自由権:国家からの干渉を受けずに自由に活動できる権利。例えば、「思想・良心の自由」や「表現の自由」、「信教の自由」などがあります。
② 平等権:法の下で差別されずに平等に扱われる権利。憲法14条の「法の下の平等」がこれにあたります。
③ 社会権:人間らしい生活を送るために、国家に積極的に介入を求めることができる権利。例えば、「生存権」や「労働基本権」などがあります。
④ 参政権:政治に参加する権利。「普通選挙」などがこれにあたります。
⑤ 受益権:国家に対して特定の行為を求めることができる権利。裁判を受ける権利などが典型例ですね。
これらの人権は、どれも私たちが幸せに生きていく上で欠かせないものばかり。だからこそ、憲法は「基本的人権の尊重」を最も重要な理念として掲げているんです。
試験対策としてのポイント!
「基本的人権の尊重」は、憲法全体の土台となる考え方です。この理念があるからこそ、様々な個別の人権規定や、国家権力を制限するルールが作られている、という構造をしっかりと理解しておきましょう。この考え方をマスターすれば、憲法の問題がグッと解きやすくなりますよ!
本質を一言でまとめると、「国民の権利を守るための憲法の心臓部」と言えるでしょう。
具体例で考えよう
ケース①:SNSでの発言
あなたがSNSで政治について意見を述べたとします。その内容が政府に批判的だったとしても、国が「お前は政府を批判したから逮捕だ!」と勝手に逮捕したり、発言を削除させたりすることはできません。これは、憲法が保障する「表現の自由」という基本的人権を国が尊重しなければならないからです。
ケース②:病気になってしまった時
もしあなたが突然の病気で働けなくなり、生活が困窮してしまったとします。この時、国は「自分で何とかしろ」と突き放すのではなく、生活保護制度などを通じて、最低限度の生活を保障する義務があります。これは、憲法が保障する「生存権」という基本的人権を国が尊重し、積極的に実現しなければならないからです。
試験対策ポイント
「基本的人権の尊重」は憲法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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