和解
わかい
ひとことで言うと
当事者双方が互いに譲歩して、争いをやめることを約束する契約のこと。
くわしく解説
和解とは何か?
和解とは、民法上の契約の一種で、当事者がお互いに譲り合って、争いや不確定な権利関係に終止符を打つための約束です。
「全面的に勝つ」のではなく、「お互い少しずつ我慢して、早く解決しよう」という考え方に基づいています。
なぜ和解が重要なの?
裁判で最後まで争えば、勝つか負けるかハッキリしますが、時間もお金もかかります。和解なら、お互いが納得できる着地点を見つけることで、早期に紛争を解決できるのです。
実際、民事訴訟の多くは判決ではなく和解で終わることが多く、社会生活においても極めて重要な制度です。
和解が成立するための条件は?
①当事者双方の譲歩があること。一方だけが譲るのは和解ではありません。
②争いまたは不確定な法律関係が存在すること。何も争いがないのに和解はできません。
③当事者の合意があること。和解は契約なので、双方の意思の一致が必要です。
試験での注意点
和解は確定判決と同じ効力(既判力に類似する効力)を持つため、一度成立すると原則として蒸し返せません。この点が試験でよく問われます。
具体例で考えよう
ケース①:交通事故の示談
交通事故で被害者と加害者が争っているとします。被害者は100万円を請求していますが、加害者は50万円しか払えないと主張。結局、双方が譲歩して70万円で合意し、これ以上争わないことにしました。これは典型的な和解の例です。
ケース②:土地の境界争い
隣人同士で土地の境界線について意見が対立しているとします。完全に白黒つけるには測量費用も時間もかかるため、双方が少しずつ譲って「この線を境界とする」と合意しました。これも和解によって紛争を解決した例になります。
試験対策ポイント
「和解」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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