司法制度改革
しほうせいどかいかく
ひとことで言うと
国民にとってより身近で利用しやすい司法制度を目指し、2001年以降に進められた一連の改革のこと。
くわしく解説
司法制度改革はなぜ必要だったの?
戦後長い間、日本の司法制度には大きな問題がありました。それは「司法が国民にとって遠い存在」だったことです。裁判は時間がかかりすぎる、弁護士の数が少なくて相談しにくい、法的トラブルがあっても泣き寝入りするしかない――こんな状況を変えるために、2001年から本格的な改革がスタートしました。
改革の3つの柱
①法曹人口の拡大があります。弁護士や裁判官を増やすために、法科大学院(ロースクール)制度が創設されました。
②裁判への国民参加があります。刑事裁判に一般の国民が参加する裁判員制度が2009年にスタートしました。
③司法へのアクセス改善があります。法的トラブルを抱えた人が気軽に相談できるよう、**日本司法支援センター(法テラス)**が設立されました。
行政書士にも関係があるの?
あります。この改革の流れの中で、特定行政書士制度が2014年に創設されました。研修を受けた行政書士が、行政不服申立ての代理を行えるようになり、国民の権利救済の選択肢が広がったのです。
ポイントは「司法を専門家だけのものにせず、国民全体のものにする」という考え方にあります。
具体例で考えよう
ケース①:裁判員として参加
一般市民のあなたに、ある日「裁判員候補者名簿に登録されました」という通知が届いたとします。選ばれれば、裁判官と一緒に刑事裁判で有罪か無罪かを判断することになります。これは司法制度改革によって実現した裁判員制度の仕組みです。
ケース②:法テラスで相談
隣人とのトラブルを抱えているけれど、弁護士に相談するお金がないとします。そんなとき、法テラスに行けば、無料で法律相談を受けられたり、弁護士費用の立替えをしてもらえたりします。これも司法制度改革で生まれたサービスです。
試験対策ポイント
「司法制度改革」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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