内閣総理大臣の指名
ないかくそうりだいじんのしめい
ひとことで言うと
国会議員の中から、国会の議決によって内閣総理大臣となるべき人を選ぶ手続きのこと。
くわしく解説
内閣総理大臣の指名って、どんな流れで行われるの?
みなさん、こんにちは! 行政書士試験のカリスマ講師、〇〇です。今日は憲法の重要テーマ、「内閣総理大臣の指名」について、初学者の方にもわかりやすく解説していきますね。
「内閣総理大臣の指名」とは、文字通り、内閣のトップである内閣総理大臣を誰にするか、国会が決めることを指します。これは、私たち国民が選んだ代表者である国会議員が、政治のリーダーを選ぶという、民主主義の重要なプロセスなんです。
具体的には、次のような流れで進められます。
指名のプロセスを分解してみよう!
① 内閣総理大臣の指名は、衆議院と参議院の両院で行われます。
まず、衆議院と参議院のそれぞれで、内閣総理大臣となるべき者を指名する議決を行います。このとき、議員の過半数の賛成が必要となります。
② 衆議院と参議院の議決が一致すれば、その人が内閣総理大臣に指名されます。
もし両院の議決が同じ人物を指名すれば、そこで指名は完了です。しかし、そう簡単に一致しないこともありますよね。
③ 両院の議決が一致しない場合はどうなるの?
ここがポイントです!もし衆議院と参議院の議決が異なる人物を指名した場合、まず両院協議会を開いて、話し合いで意見の一致を図ります。それでも一致しない場合は、衆議院の議決が国会の議決となるという、衆議院の優越というルールが適用されるんです。
④ 衆議院の優越が発動される条件
衆議院の優越が発動されるのは、次のいずれかの場合です。
- 両院協議会を開いても意見が一致しなかったとき。
- 参議院が、衆議院の議決があった日から10日以内に議決しないとき(これは「参議院が議決をしない」とみなされます)。
つまり、最終的には衆議院の意思が尊重されることで、内閣総理大臣が確実に指名される仕組みになっているんです。これは、国民に直接選ばれる衆議院の代表性がより強いという考え方に基づいています。
この「内閣総理大臣の指名」は、内閣の成立に不可欠なステップであり、国民主権の原則を体現する重要な手続きなんですよ!
具体例で考えよう
ケース①:選挙後の指名
衆議院議員総選挙が行われ、与党が大勝したとします。選挙結果を受けて、新しい内閣総理大臣を指名するため、国会で指名選挙が行われます。与党が推薦する候補者が衆議院で過半数の賛成を得て指名され、参議院でも同じ候補者が指名された場合、その候補者が内閣総理大臣に決定します。
ケース②:両院の意見が食い違った場合
ある総選挙後、衆議院ではAさんが、参議院ではBさんが内閣総理大臣に指名されたとします。この場合、両院協議会が開かれ、話し合いが行われます。しかし、協議の結果も一致しなかった場合、憲法の規定により衆議院でAさんが指名されたという議決が国会の議決となり、Aさんが内閣総理大臣に指名されます。
試験対策ポイント
「内閣総理大臣の指名」は憲法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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