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民法親族・相続

内縁

ないえん

📌

ひとことで言うと

婚姻届を出していないが、事実上夫婦として共同生活を営んでいる男女の関係のこと。

なる子ちゃん

くわしく解説

内縁って、どういう関係のことなの?

内縁とは、婚姻届を出していないけれど、実質的には夫婦として生活している男女の関係です。

「事実婚」とも呼ばれます。正式な婚姻ではありませんが、二人が夫婦として暮らす意思を持ち、実際に共同生活を送っているという実態があれば、内縁関係として法律上も一定の保護を受けることができます。


法律婚との違いは?

法律婚(正式な婚姻)は婚姻届を提出することで成立し、戸籍に記載されます。一方、内縁は届出をしていないため、戸籍上は他人のままです。

ただし、重要なのは「届出していないだけで、実態は夫婦と同じだ。だから一定の保護が必要だ」という考え方です。判例は、内縁にも婚姻に準じた保護を与えています。


内縁が成立するための条件は?

①婚姻意思の合致があること。お互いが夫婦として生活する意思を持っていることが必要です。

②共同生活の実態があること。単なる同棲ではなく、社会的にも夫婦と認められるような生活実態が求められます。


どんな保護が受けられるの?

内縁配偶者には、婚姻の規定が類推適用されます。たとえば、貞操義務や協力扶助義務、日常家事債務の連帯責任などが認められます。

ただし、相続権姻族関係の発生は認められません。これらは法律婚だけに認められる効果です。


試験では何が問われる?

内縁解消時の財産分与や、不当破棄による損害賠償請求が頻出です。また、法律婚との違い、特に相続権がない点は必ず押さえましょう。

なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:10年間の共同生活

AさんとBさんは、結婚式も挙げ、周囲からも夫婦として認識されていますが、婚姻届は提出していません。二人で住宅ローンを組み、10年間生活を共にしてきました。この場合、内縁関係として法的保護の対象になります。

ケース②:一方的な関係解消

内縁関係にあったCさんが、正当な理由なく一方的にDさんとの関係を解消しました。Dさんは、不当破棄による損害賠償や財産分与を請求できます。これは婚姻に準じた保護が及ぶためです。

試験対策ポイント

内縁」は民法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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