催告
さいこく
ひとことで言うと
一定の行為をするように促すこと。相手が応じない場合に、後で解除などの法的措置をとるための重要な手続き。
くわしく解説
催告って何をすること?
催告とは、相手に一定の行為をするよう促すことです。たとえば、お金を返してもらえないときに「○月○日までに払ってください」と通知するのが典型例です。
単なるお願いではなく、法律上の効果を生じさせるための正式な意思表示である点がポイントです。
なぜ催告が必要なの?
民法では、いきなり契約を解除したり、権利を行使したりすることを制限している場面があります。まずは相手に機会を与えなさいという公平の考え方です。
催告をしないで解除などをすると、その行為が無効になってしまうこともあります。逆に言えば、催告をきちんとしておけば、後で強い権利行使ができるということです。
催告が関係する主な場面
①債務不履行のとき。相手が約束を守らない場合、催告をしてから契約を解除できます(無催告解除が認められる場合を除く)。
②保証人に請求するとき。保証人には催告の抗弁権があり、「まず主債務者に催告してください」と言える場合があります。
③時効の完成猶予。催告によって、6か月間だけ時効の完成を先延ばしにできます。
試験での注意点
催告と「相手方の催告権」(制限行為能力者の相手が催告する権利)は別の概念です。混同しないようにしましょう。
具体例で考えよう
ケース①:代金を支払わない買主への催告
あなたが土地を売ったのに、買主が代金を払ってくれません。このとき、いきなり契約を解除するのではなく、「1週間以内に代金を支払ってください」と催告します。それでも払わなければ、契約を解除できるようになります。これが債務不履行における催告です。
ケース②:保証人への催告の抗弁権
あなたが友人の借金の保証人になったとします。債権者がいきなりあなたに「払え」と言ってきたとき、「まず本人に催告してください」と主張できます。これが催告の抗弁権で、保証人を守る仕組みです。
試験対策ポイント
「催告」は民法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
関連用語
📱 アプリのご紹介
スマホアプリで、いつでもどこでも。行政書士合格を、スキマ時間で。
行政書士試験学習には必須の判例のわかりやすい解説から科目別テキスト、過去問演習、択一演習をスマホでまとめて持ち歩ける学習アプリです。通勤・休憩中に1問だけでも。独学でも仕事と両立しながら、合格を目指せます。