個人情報保護法
こじんじょうほうほごほう
ひとことで言うと
個人の権利利益を守るため、個人情報の適正な取扱いのルールを定めた法律のこと。
くわしく解説
なぜこの法律が必要なの?
あなたの名前、住所、メールアドレス、顔写真――これらの情報が、勝手に他人に売られたり、悪用されたりしたら怖いですよね。個人情報保護法は、こうした個人情報が適切に扱われるようルールを定めた法律です。
現代社会では、企業や行政があなたの情報を大量に集めて利用しています。便利なサービスのために必要な面もありますが、「情報を持つ側」が強すぎて、「情報を渡す側」のあなたが弱い立場になりやすいのです。この不均衡を是正するのが、この法律の狙いです。
どんなルールがあるの?
この法律は、個人情報取扱事業者(個人情報を事業に使う企業など)に対して、次のような義務を課しています。
①利用目的の特定・通知:何のために情報を使うのか明らかにすること。
②適正な取得:だましたり、無理やり情報を集めてはいけません。
③安全管理措置:情報が漏れないようしっかり管理すること。
④第三者提供の制限:本人の同意なく、他の会社に勝手に情報を渡してはいけません。
あなたにはどんな権利があるの?
個人情報保護法は、あなた自身に開示請求や訂正請求、利用停止請求といった権利を認めています。自分の情報がどう使われているか知り、間違いがあれば直させ、不要なら消させることができるのです。
監督機関として個人情報保護委員会が設置されており、違反した事業者には指導や命令が行われます。
具体例で考えよう
ケース①:通販サイトでの情報管理
あなたがネット通販で買い物をしたとき、氏名・住所・クレジットカード番号を入力したとします。この会社は「商品配送のため」という目的を明示し、あなたの同意なく他社にこの情報を売ってはいけません。これは個人情報保護法による義務の典型例です。
ケース②:自分の情報を確認したい
転職サイトに登録していたあなたが、「自分の履歴書データがどう保存されているか見たい」と思ったとします。この場合、あなたは運営会社に対して開示請求ができます。これは個人情報保護法があなたに認めた権利です。
試験対策ポイント
「個人情報保護法」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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