会計監査人
かいけいかんさにん
ひとことで言うと
株式会社の会計について、専門的な監査を行う公認会計士または監査法人のこと。
くわしく解説
会計監査人って何をする人なの?
会計監査人は、会社の会計(お金の計算)が正しいかどうかを、専門家の目でチェックする人です。資格を持った公認会計士または監査法人だけがなることができます。
取締役が作った計算書類が本当に正しいのか、粉飾決算などの不正がないかを、外部の立場から監査します。ポイントは、「会社の内部の人ではなく、独立した専門家がチェックする」という点にあります。
どんな会社に必要なの?
会計監査人の設置が義務付けられている会社があります。
①大会社(資本金5億円以上または負債200億円以上の会社)は必ず設置しなければなりません。
②公開会社(株式の譲渡制限がない会社)で、監査役会または監査等委員会・指名委員会等設置会社も設置義務があります。
これらの会社は、規模が大きかったり株主が多いため、会計の透明性が特に重要だからです。
監査役とはどう違うの?
監査役は、取締役の職務全般を監査する機関です。一方、会計監査人は会計だけに特化して監査を行います。
大会社などでは、監査役と会計監査人が協力して監査を行う体制になっています。監査役は会計監査人の選任・解任について意見を述べる権限を持ち、両者が連携することで監査の実効性が高まるのです。
具体例で考えよう
ケース①:上場企業の決算監査
あなたが株主である上場企業が、年度末の決算報告を発表するとします。この決算書が正しいかどうかを、会社が選任した監査法人が詳しく調査し、「適正である」という監査報告書を作成します。これが会計監査人の典型的な仕事です。
ケース②:粉飾決算の発見
ある大会社が売上を実際より多く見せかけようとしたとします。会計監査人が監査の過程でこの不正を発見し、「適正ではない」という意見を表明することで、投資家や債権者を保護することができます。これが会計監査人の重要な役割です。
試験対策ポイント
「会計監査人」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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