非債弁済
ひさいべんさい
ひとことで言うと
法律上の債務がないにもかかわらず、債務があると誤信して弁済してしまうこと。
くわしく解説
非債弁済とは何か?
あなたが「借金を返さなきゃ」と思って支払ったのに、実はその借金は存在しなかった——そんな場合を非債弁済といいます。つまり、法律上の債務がないのに、債務があると誤信して弁済してしまうことです。
間違って支払ってしまったのですから、「返してもらえるのでは?」と思いますよね。しかし民法は、一定の条件下では返還請求を認めません。
なぜ返してもらえない場合があるの?
民法705条が、非債弁済について特別なルールを定めています。ポイントは、債務がないことを知りながら弁済した場合は、返還請求できないという点です。
逆に言えば、債務がないことを知らずに支払った場合は、不当利得として返してもらえるのが原則です。自分に債務がないと知っていながら支払ったのなら、それは「あげたも同然」とみなされるわけです。
試験で注意すべき2つのポイント
①弁済者の認識が重要です。「債務がない」と知っていたか、知らなかったかで結論が変わります。
②時効消滅した債務の弁済も、非債弁済の一種として扱われます。時効で消滅した債務を、時効を知らずに弁済した場合、原則として返還請求できません。これは頻出論点です。
具体例で考えよう
ケース①:すでに返済済みの借金
あなたは友人Aに10万円を借りて、先月すべて返済しました。しかし帳簿の記録ミスで「まだ返していない」と勘違いし、再度10万円を支払ってしまったとします。この場合、あなたは債務がないことを知らなかったので、不当利得として10万円の返還請求ができます。
ケース②:時効消滅した債務の弁済
あなたはBから借りた20万円について、消滅時効が完成していました。しかしそのことを知らずに、Bに20万円を支払ってしまったとします。この場合、時効消滅により債務はなかったのですが、あなたが時効を知らなかったとしても、原則として返還請求はできません。
試験対策ポイント
「非債弁済」は民法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
関連用語
独学でも合格をつかみ取れる!
判例解説・テキスト・解説動画・演習まですべて網羅!
予備校代の1/30で、独学の不安をまるごと解決できます
無料登録後、アカウントページからかんたんにプレミアムへ切り替えられるよ。音声解説・解説動画・過去問・AI記述採点まで全機能が使えるようになるの!
- 行政書士試験に出る判例のわかりやすく丁寧な解説を、動画と音声で無制限に見放題・聞き放題!プレミアム限定

- テキスト各テーマの解説動画が見放題!連続再生・科目別・ブックマーク再生でスキマ時間に効率よく学べます。プレミアム限定

- 過去問の年度別・肢別演習無制限!何度も解きなおせます。マイページで苦手管理もばっちり。プレミアム限定

- 科目別テキストPDFダウンロード可能!ダウンロード後は半永久的に利用可能で、印刷したりご自身の好きな使い方で合格に近づけます。プレミアム限定

- テキストのブックマーク管理で苦手分野・何度も確認したい部分を徹底管理可能!プレミアム限定

- 記述式問題をAIで添削採点可能!最適なフィードバックで自分だけの強み・弱みを把握できる。プレミアム限定

プレミアムプラン
¥7,800〜 / 対象年度の本試験まで(税抜)
自動更新なし
決済は Stripe(世界最高水準・PCI-DSS準拠)で安全に処理されます。全世界で利用されているStripeの厳格な審査をクリアした決済サービスなので安心です。カード情報は当サービスに保存されません。
スマホアプリで、いつでもどこでも。行政書士合格を、スキマ時間で。
判例解説の音声再生・過去問演習・AI記述採点をスマホ1台に。通勤・休憩中に1問だけでも。独学でも仕事と両立しながら、合格を目指せます。
✓ Webでプレミアム登録済みの方は、アプリでも全機能をそのままご利用いただけます。
- 判例の動画・音声解説をながら学習

- テキストPDFダウンロードで、紙でもオフラインでも

- 過去問・記述式演習がいつでも

- 苦手ブックマーク管理で弱点を集中復習

無料ダウンロード・iOS対応
