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民法契約

賃貸借

ちんたいしゃく

📌

ひとことで言うと

当事者の一方が相手方にある物の使用収益をさせることを約束し、相手方がこれに対して賃料を支払うことを約束する契約のこと。

なる子ちゃん

くわしく解説

賃貸借とはどんな契約なの?

賃貸借は、私たちの生活に最も身近な契約の一つです。貸す人(賃貸人)が「この物を使っていいよ」と約束し、借りる人(賃借人)が「使わせてもらう代わりに賃料を払うよ」と約束する契約です。

ポイントは、物の所有権は移転しないという点にあります。あくまで「使わせてもらう権利」を得るだけで、自分のものにはならないのです。


使用貸借とはどう違うの?

似た契約に使用貸借がありますが、これは賃料を払わない点が決定的に違います。友人に無料で部屋を貸す場合などが使用貸借です。

一方、賃貸借は有償契約であり、必ず賃料の支払いが伴います。この違いによって、借主の保護の程度も変わってきます。賃料を払っている賃借人のほうが、法律上より強く保護されるのです。


成立するための条件は?

賃貸借は諾成契約です。つまり、当事者の合意だけで成立し、実際に物を引き渡さなくても契約は有効になります。

①使用収益をさせることを約束すること。物を使える状態にする義務が賃貸人にあります。

②賃料の支払いを約束すること。金額や支払時期も合意する必要があります。


試験でのポイントは?

不動産賃貸借では、敷金返還請求権賃借権の譲渡・転貸など、様々な論点が出題されます。また、借地借家法による特別な保護も重要です。賃貸借は他の論点とセットで問われることが多いので、関連制度もしっかり押さえましょう。

なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:アパートを借りる

あなたが大家さんと契約して月5万円でアパートを借りたとします。この場合、大家さんが賃貸人、あなたが賃借人です。大家さんには部屋を使える状態にして提供する義務があり、あなたには毎月賃料を支払う義務があります。これが典型的な賃貸借契約です。

ケース②:レンタカーを借りる

レンタカー会社から1日1万円で車を借りたとします。この場合も賃貸借契約が成立しています。レンタカー会社が賃貸人として車を使える状態で提供し、あなたが賃借人として賃料を支払います。不動産だけでなく、動産も賃貸借の対象になります。

試験対策ポイント

賃貸借」は民法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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