財政投融資
ざいせいとうゆうし
ひとことで言うと
国が集めた資金を、政策的に重要な事業に対して融資や投資という形で配分する仕組みのこと。
くわしく解説
そもそも財政投融資って何?
財政投融資とは、国が集めたお金を、民間の金融機関ではなかなか融資しにくい分野に、政策的に重要だという理由で貸し付けたり投資したりする仕組みです。
「第二の予算」とも呼ばれます。一般会計予算が税金を主な財源とするのに対し、財政投融資は財投債(国債の一種)や財政融資資金などを財源とする点が大きな違いです。
なぜ必要なの?
民間の銀行は、利益が見込めない事業や、長期間の回収が必要な事業には、なかなかお金を貸してくれません。しかし、高速道路の建設や中小企業への融資、学生への奨学金など、社会全体にとって必要な事業はたくさんあります。
そこで国が「民間では難しいけれど、社会に必要な事業にはお金を出そう」という考え方で運営しているのが財政投融資です。
どこに使われるの?
主な対象は、独立行政法人や地方公共団体、特殊会社などです。具体的には、日本政策金融公庫(中小企業への融資)、日本学生支援機構(奨学金)、都市再生機構(住宅整備)などが代表例です。
試験でのポイント
財政投融資は予算の一部として国会の議決が必要です。また、一般会計予算との違いや、財源の仕組みが問われることがあります。
具体例で考えよう
ケース①:奨学金の貸与
大学に進学するAさんが、日本学生支援機構から奨学金を借りたとします。この奨学金の原資は、財政投融資の仕組みによって国から提供されています。民間銀行では学生に対する無担保の融資は難しいため、国が政策的に支援しているのです。これは財政投融資の典型例です。
ケース②:高速道路の建設
地方に新しい高速道路を建設するため、国が特殊会社に対して長期・低利で資金を貸し付けたとします。高速道路の建設は投資回収に数十年かかるため、民間の資金調達だけでは困難です。このような社会基盤整備にも、財政投融資が活用されています。
試験対策ポイント
「財政投融資」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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