特別会計予算
とくべつかいけいよさん
ひとことで言うと
特定の事業や資金を、一般の予算と区別して経理するために作られる予算のこと。
くわしく解説
そもそも何が違うの?「一般会計予算」との違い
まず、国の予算には一般会計予算と特別会計予算の2種類があることを知っておきましょう。
一般会計予算は、国の基本的な収入(税金など)と支出(行政サービスなど)を一つにまとめたものです。一方、特別会計予算は、特定の事業や資金について、一般会計とは別に独立して経理するための予算です。
ポイントは、「特定の収入と支出を明確にして、お金の流れをわかりやすくする」という考え方にあります。
なぜ特別会計が必要なの?
特別会計を設ける理由は主に3つあります。
①特定の事業を行う場合。年金事業や道路整備など、特定の収入源(保険料や特定の税など)がある事業を、一般会計と分けて管理するためです。
②特定の資金を保有・運用する場合。外国為替資金や財政投融資など、特別な資金を明確に管理する必要がある場合です。
③企業的な経営を行う場合。国有林野事業など、独立採算で運営する事業について、収支を明確にするためです。
試験ではここを押さえよう
特別会計は、法律に基づいて設置されます。また、数が多すぎると予算全体が見えにくくなるため、近年は統廃合が進められています。一般会計予算との違いを明確に説明できるようにしておきましょう。
具体例で考えよう
ケース①:年金保険料の管理
みなさんが毎月支払う年金保険料は、一般の税金とは別に「年金特別会計」で管理されています。この保険料収入と年金給付支出を分けて経理することで、年金制度のお金の流れが明確になります。これが特別会計予算の典型例です。
ケース②:道路整備の財源
自動車を持っている人が納める自動車重量税などは、「道路整備特別会計」として管理されていました(現在は社会資本整備事業特別会計に統合)。道路を使う人が負担した税金で道路を整備する、という受益と負担の関係を明確にするために特別会計が使われていたのです。
試験対策ポイント
「特別会計予算」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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