議員
ぎいん
ひとことで言うと
地方公共団体の議会を構成し、住民の代表として条例の制定や予算の議決などを行う公選の職員のこと。
くわしく解説
議員って何をする人なの?
地方公共団体の議会を構成するメンバーが「議員」です。都道府県議会議員、市町村議会議員など、みなさんの身近なところで活動しています。
ポイントは、「住民が直接選んだ代表者として、地域の重要な意思決定に参加する」という役割にあります。
どうやって選ばれるの?
議員は、その地方公共団体の住民による直接選挙で選ばれます。これを「公選」といいます。
①選挙権:満18歳以上で、その地方公共団体に3か月以上住んでいる日本国民
②被選挙権:満25歳以上の日本国民(都道府県議会議員・市町村議会議員とも同じ)
長(知事や市町村長)も住民が直接選ぶため、地方自治では「二元代表制」と呼ばれる仕組みが採用されています。
議員の任期と定数は?
任期は4年です。ただし、議会が解散した場合や、住民による解職請求(リコール)が成立した場合は、任期満了前に失職することがあります。
定数は、各地方公共団体が条例で定めます。以前は法律で上限が決められていましたが、現在は地域の実情に応じて自由に決められるようになりました。
議員にはどんな権限があるの?
議員には、議会活動を通じてさまざまな権限が認められています。
①議案提出権:条例案や予算の修正案などを提出できる
②質問権:本会議で長や執行機関に対して質問できる
③表決権:議案に対して賛成・反対の投票ができる
また、議会全体としては100条調査権という強力な調査権限もあります。
試験で狙われるポイント
被選挙権の年齢要件は頻出です。議員は25歳以上、長は都道府県知事が30歳以上、市町村長が25歳以上と覚えておきましょう。また、議員定数を条例で定める点も押さえておいてください。
具体例で考えよう
ケース①:条例案の提出
ある市議会議員が、地域の騒音問題を解決するために新しい条例案を作成したとします。議員は一定数の賛成者を集めて議案を提出し、本会議で審議・採決を求めることができます。これは議員の議案提出権の行使になります。
ケース②:住民によるリコール
市議会議員の活動に不満を持った住民たちが、署名を集めて解職請求を行ったとします。有権者の3分の1以上の署名が集まり、住民投票で過半数の同意があれば、その議員は任期途中でも失職します。これは直接請求の一つである解職請求の例です。
試験対策ポイント
「議員」は行政法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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