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憲法参政権・選挙

秘密選挙

ひみつせんきょ

📌

ひとことで言うと

投票した人が誰に投票したか、秘密にされる選挙の原則のこと。

なる子ちゃん

くわしく解説

秘密選挙って、どうして必要なの?

みなさん、選挙に行ったことはありますか? 投票用紙に候補者の名前を書いて、投票箱に入れる。このとき、「誰に投票したか」を誰にも知られないようにするのが、秘密選挙の原則です。

「え、当たり前じゃない?」と思うかもしれませんが、実はこれ、皆さんの大切な参政権を守るための、とっても重要なルールなんです。


秘密選挙がないと、どうなっちゃうの?

もし、秘密選挙の原則がなかったら、どうなるでしょうか?

① 圧力や干渉を受ける可能性

もし、あなたの投票内容が公になったら、「あの人に投票しないと、会社で不利になるぞ」「近所付き合いが悪くなるぞ」なんて、心ないプレッシャーを受けるかもしれません。自由に投票先を決められなくなってしまいますよね。

② 報復を恐れて投票できない可能性

特定の候補者に投票したことがバレると、その候補者を支持しない人から嫌がらせを受けたり、不利益を被ったりする可能性も出てきます。これでは、本当に投票したい人に投票することができません。

③ 買収などの不正行為の温床になる可能性

「Aさんに投票したらお金をあげるよ。投票した証拠を見せてね。」といった、選挙買収のような不正行為も横行しやすくなってしまいます。

このように、秘密選挙がないと、皆さんの自由な意思表示が妨げられ、公正な選挙が行われなくなってしまうのです。


憲法が守る「秘密選挙」

だからこそ、日本国憲法第15条4項では、「すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。」と明確に定めています。これは、皆さんが誰からの干渉も受けずに、自分自身の判断で自由に投票できる権利を保障しているんです。

投票用紙に書かれた名前は、投票箱に入れられた後、開票まで誰にも見られることはありません。これが、皆さんの「一票」の価値を守る、大切な仕組みなんですね。

一言で言えば、秘密選挙は「自由な意思表示を保障し、公正な選挙を実現するための砦」なんです!

なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:職場での圧力

あなたは会社の経営者から「うちの会社は〇〇候補を応援しているから、君も〇〇候補に投票するように。誰に投票したか、後で報告してくれ。」と言われたとします。もし秘密選挙の原則がなければ、あなたは自分の意思に反して〇〇候補に投票せざるを得ないかもしれません。しかし、秘密選挙の原則があるため、誰に投票したかを報告する必要はなく、あなたは自分の良心に従って自由に投票することができます。

ケース②:政治活動家からの干渉

あなたが住む地域で、ある政治団体が「私たちは△△候補を支持しています。△△候補に投票したことを証明してくれた人には、特典があります。」と呼びかけているとします。もし秘密選挙でなければ、特典欲しさに△△候補に投票してしまう人が現れるかもしれませんし、他の候補に投票したことがバレるのを恐れて投票に行かない人も出てくるでしょう。しかし、秘密選挙の原則があるため、誰に投票したか証明することは不可能であり、このような不正な働きかけは意味をなさず、あなたは安心して自分の意思で投票することができます。

試験対策ポイント

秘密選挙」は憲法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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