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憲法参政権・選挙

平等選挙

びょうどうせんきょ

📌

ひとことで言うと

選挙において、すべての有権者が同じ価値を持つ一票を行使できるという原則のこと。

なる子ちゃん

くわしく解説

平等選挙って、いったい何が平等なの?

みなさん、こんにちは!行政書士試験のカリスマ講師です。 今回は、憲法の中でも特に身近なテーマである「平等選挙」について、一緒に学んでいきましょう。

「平等選挙」とは、その名の通り、選挙における平等を保障する原則のことです。具体的には、次の2つの側面から平等が確保されています。


①「一人一票」の原則

まず大切なのが、「一人一票」の原則です。これは、有権者一人ひとりが、たった一つの投票権を持つことを意味します。

「なんだ、当たり前じゃないか!」と思うかもしれませんね。しかし、歴史を振り返ると、かつては財産を持っている人だけが投票できたり、複数の投票権が与えられたりする時代もありました。そんな時代に比べれば、今の「一人一票」は、すべての国民が政治に参加する機会を均等に与えられているという、非常に重要な意味を持っています。


②「一票の価値の平等」の原則

次に重要なのが、「一票の価値の平等」の原則です。これは、有権者の投じた一票が、どの地域で投票されても、同じ重みを持つべきだという考え方です。

たとえば、ある選挙区では有権者10万人で1人の議員を選ぶのに、別の選挙区では有権者5万人で1人の議員を選ぶとしたらどうでしょう?後者の選挙区の一票の方が、議員を選ぶ力、つまり「価値」が高くなってしまいますよね。

このような「一票の格差」が生じると、平等選挙の原則に反することになります。最高裁判所が、この一票の格差について何度も違憲判決を出しているのは、まさにこの原則を守るためなんです。

つまり、平等選挙とは、すべての有権者が同じ価値を持つ一票を行使できるという、民主主義の根幹を支える大切なルールなんですね!


関連する他の選挙原則

平等選挙は、普通選挙(一定の年齢以上のすべての国民に選挙権を与える)、直接選挙(国民が直接代表者を選ぶ)、秘密選挙(誰に投票したか分からないようにする)、自由選挙(強制されずに自由に投票する)と並んで、日本の選挙制度を支える**「選挙の四原則」**の一つを構成しています。これらも合わせて理解しておきましょう!

なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:裕福な人が二票持てる選挙があったら?

もし、ある選挙で「財産を〇〇円以上持っている人は二票投じることができる」というルールがあったとします。これは、裕福な人の一票が、そうでない人の一票よりも価値が高いことを意味します。この場合、平等選挙の「一人一票」の原則、そして「一票の価値の平等」の原則に反することになります。

ケース②:人口の多い都市と少ない農村で議員定数が同じだったら?

たとえば、人口100万人の都市部と、人口10万人の農村部で、それぞれ議員の定数が同じ1人だったとします。この場合、都市部の一票は100万分の1の価値しかないのに対し、農村部の一票は10万分の1の価値を持つことになります。農村部の一票の方が、議員を選ぶ力が10倍も強いことになり、これは「一票の価値の平等」に反します。これが「一票の格差」の問題で、平等選挙の観点から違憲の疑いが生じることになります。

試験対策ポイント

平等選挙」は憲法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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