法令違憲
ほうれいいけん
ひとことで言うと
国会が作った法律や命令が憲法に違反していること。
くわしく解説
みなさん、こんにちは!行政書士試験のカリスマ講師、〇〇です!
「法令違憲」って、そもそも何のこと?
「法令違憲」とは、私たちが普段の生活で守っている「法律」や、政府が出す「命令」といった国のルールが、実は憲法に違反している状態を指します。
憲法は、国の最高法規(最高法規)であり、すべての法律や命令は憲法に従わなければなりません。もし法律や命令が憲法の定めに反していると判断された場合、それは「法令違憲」となるわけです。
誰が「法令違憲」と判断するの?
この「法令違憲」を最終的に判断する権限を持っているのが、「裁判所」です。これは「違憲審査権」と呼ばれる裁判所の重要な役割の一つです。
具体的には、裁判所が個別の事件を審査する過程で、その事件に適用される法律や命令が憲法に違反していないかどうかも合わせて審査します。これを「付随的違憲審査制」と呼びます。
「法令違憲」と判断されるとどうなるの?
裁判所が「この法律は憲法に違反している!」と判断した場合、その法律は無効となります。つまり、その事件においては、その違憲とされた法律を適用することはできなくなります。
ポイントは、
- ① 憲法が国の最高法規であること
- ② 法律や命令は憲法に適合しなければならないこと
- ③ 裁判所が違憲審査権を持っていること
この3点です。法律が憲法に違反していないかをチェックする、これが「法令違憲」の本質であり、私たちの基本的人権を守る上で非常に重要な仕組みなんですね。
しっかりと理解して、憲法の奥深さを一緒に学びましょう!
具体例で考えよう
ケース①:タトゥーを入れた公務員の処分
ある地方公務員が、職務中にタトゥーが見える格好をしていたとして、地方公共団体の条例に基づき懲戒処分を受けたとします。しかし、その公務員は「タトゥーを入れる自由は思想・良心の自由(表現の自由)として憲法で保障されているはずだ。条例による処分は憲法に違反する!」と訴えを起こしました。この場合、裁判所は、地方公共団体の条例が憲法に照らして法令違憲ではないか、という審査を行うことになります。
ケース②:選挙区の不均衡
国会議員の選挙で、ある選挙区の有権者数が他の選挙区に比べて極端に少ないにもかかわらず、同じ数の議員を選出する法律があったとします。これにより、「一票の格差」が生じ、法の下の平等に反するのではないかという訴えが提起されました。裁判所は、この選挙区割りを定めた法律が憲法に定める平等選挙の原則に違反していないか、法令違憲ではないかという観点から審査を行います。
どちらのケースも、法律や条例が憲法の精神に反していないかを裁判所がチェックし、私たちの権利を守るための重要なプロセスです。
試験対策ポイント
「法令違憲」は憲法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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