歳費受領権
さいひじゅりょうけん
ひとことで言うと
国会議員が、その職務の対価として国から給料(歳費)を受け取る権利のこと。
くわしく解説
歳費受領権って、国会議員の給料のこと?
みなさん、こんにちは!行政書士試験のカリスマ講師です。今回は「歳費受領権」について、わかりやすく解説していきますね。
「歳費受領権」と聞くと、なんだか難しそうに感じるかもしれませんが、実はすごくシンプル。一言で言えば、国会議員が国からお給料をもらう権利のことなんです。
憲法では、国会議員がその職務をきちんと果たせるように、国庫から相当額の歳費を受けることを定めています(憲法49条)。なぜこんな権利が憲法に明記されているのでしょうか?
それは、国会議員が国民全体の代表として、国家の重要な意思決定を行うという、非常に責任の重い仕事をしているからです。もし、お給料が少なかったり、不安定だったりしたらどうでしょう?
①生活の心配なく職務に専念できない:生活費の心配ばかりしていては、国政に集中できませんよね。 ②特定の団体や個人からの影響を受けやすくなる:もし十分な歳費がないと、特定の企業や団体からの金銭的な支援を受けざるを得なくなり、その結果、国民全体の利益ではなく、特定の団体の利益のために動いてしまう可能性が出てきます。これでは、公正な政治ができません。
こうした事態を防ぎ、国会議員が国民全体の奉仕者として、独立して職務を遂行できるように、憲法が歳費受領権を保障しているわけです。これは、政治の公平性や透明性を保つ上で、非常に重要な意味を持っています。
歳費は誰が決めるの?
歳費の額は、法律で定められます。つまり、国会が自分たちの給料の額を法律で決めるということになります。これを聞いて、「え、自分で自分の給料を決めるの?」と思った方もいるかもしれませんね。
もちろん、国民の代表である国会議員が、その職務に見合った適正な歳費を受け取ることは必要です。しかし、あまりにも高額な歳費を設定すれば、国民からの批判は避けられません。ですから、国会は国民の理解を得られるような、常識的な範囲で歳費を決定する責任を負っています。
この歳費受領権は、国会議員がその地位に伴う権限を適切に行使し、責任を全うするための基礎的な保障と言えるでしょう。しっかり理解しておいてくださいね!
具体例で考えよう
ケース①:政治家Aさんの場合
政治家Aさんが国会議員になったとします。彼は国民のために一生懸命働くつもりですが、もし国会議員に給料がなかったら、生活のために別の仕事をしなければならず、国会での活動に十分な時間を割くことができません。しかし、憲法によって「歳費受領権」が保障されているため、Aさんは生活の心配をすることなく、国会議員としての職務に専念できます。
ケース②:政治家Bさんの場合
政治家Bさんが、ある特定の企業から多額の献金を受け取っていたとします。もしBさんが歳費受領権によって十分な給料をもらっていなかったら、その企業の影響を強く受けてしまい、企業に有利な政策を進めてしまうかもしれません。しかし、歳費受領権が保障されていることで、Bさんは特定の企業に頼ることなく、国民全体の利益を考えて行動できる独立性を保つことができます。
試験対策ポイント
「歳費受領権」は憲法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
関連用語
スマホアプリで、いつでもどこでも。行政書士合格を、スキマ時間で。
行政書士試験学習には必須の判例のわかりやすい解説から科目別テキスト、過去問演習、択一演習をスマホでまとめて持ち歩ける学習アプリです。通勤・休憩中に1問だけでも。独学でも仕事と両立しながら、合格を目指せます。
✓ Webでプレミアム登録済みの方は、アプリでも全機能をそのままご利用いただけます。
- 判例の音声解説をながら学習

- 過去問・記述式演習がいつでも

- 学習記録・苦手管理で弱点克服

無料ダウンロード・iOS対応