政治的行為
せいじてきこうい
ひとことで言うと
国民が政治に参加し、国の意思決定に影響を与えるためのあらゆる行動のこと。
くわしく解説
政治的行為って、具体的にどんなことを指すの?
みなさん、憲法を学ぶ上で「政治的行為」という言葉を耳にすることがあると思います。これは、簡単に言うと、私たちが政治に参加し、国の進む方向や政策決定に影響を与えようとする、あらゆる行動のことを指します。憲法で保障されている「参政権」と密接に関わってきますね。
どんな行為が「政治的行為」になるの?
「政治的行為」は非常に幅広い概念ですが、大きく分けると次のようなものがあります。
① 選挙関連の行為 これは最もわかりやすい政治的行為ですね。具体的には、
- 投票すること(普通選挙、平等選挙、直接選挙、秘密選挙、自由選挙といった原則に基づいて行われます)
- 立候補すること(立候補の自由も保障されています)
- 特定の候補者や政党を応援すること(演説、ビラ配り、SNSでの情報発信など)
② 意見表明の行為 政府や政治に対して、自分の考えや要望を伝えることも重要な政治的行為です。
- デモや集会に参加して抗議活動を行うこと
- 新聞や雑誌、インターネットなどで政治的な意見を発表すること(表現の自由、報道の自由、知る権利とも関連します)
- 政府や地方公共団体に請願すること
③ 政治団体への参加
- 政党や政治団体のメンバーになること
- 政治献金を行うこと
なぜ「政治的行為」が重要なのか?
日本国憲法は、国民主権を基本原則としています。これは、国の政治のあり方を最終的に決めるのは国民一人ひとりだ、という意味ですね。この国民主権を実現するためには、私たち国民が積極的に政治に参加し、自分の意思を表明することが不可欠です。
「政治的行為」は、まさに国民が主権者として、国の政治を形成していくための**「民主主義のエンジン」**だと言えるでしょう。憲法は、こうした国民の自由な政治的行為を保障することで、健全な民主主義社会を維持しようとしているのです。
ただし、公務員のように、その職務の性質上、特定の政治的行為が制限されるケースもあります。このあたりは、公務員の人権の議論でも出てきますので、また別の機会に詳しく見ていきましょう!
具体例で考えよう
ケース①:選挙の応援活動
あなたは、今度の国政選挙で応援したい候補者がいるとします。その候補者の街頭演説を見に行き、拍手をして応援したり、友人・知人にその候補者への投票を呼びかけたりしました。これらは、あなたの意思を政治に反映させようとする行動なので、政治的行為にあたります。
ケース②:政府への抗議デモ
政府が特定の政策を決定したことに対し、あなたは不満を抱いています。その不満を表明するため、同じ考えを持つ人々と一緒にデモ行進に参加し、プラカードを掲げて声を上げました。これも、政策決定に影響を与えようとする行動なので、政治的行為とみなされます。
試験対策ポイント
「政治的行為」は憲法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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