表現の自由
ひょうげんのじゆう
ひとことで言うと
自分の考えや意見を自由に発信したり、情報を受け取ったりできる権利のこと。
くわしく解説
表現の自由って、一体どんな権利なの?
みなさん、こんにちは!行政書士試験のカリスマ講師です。
今日は、憲法の中でも特に重要で、私たちの日常生活に深く関わる**「表現の自由」**について、一緒に学んでいきましょう。
「表現の自由」とは、簡単に言うと、**「自分の考えや意見を、誰にも邪魔されずに、自由に発信したり、情報を受け取ったりできる権利」**のことです。これは、憲法21条で保障されています。
なぜ表現の自由が大切なの?
この権利がなぜそんなに大切なのか、考えてみましょう。
それは、大きく分けて二つの価値があるからです。
① 自己実現の価値
私たちは、自分の考えや感情を表現することで、自分自身を確立し、成長することができます。絵を描いたり、音楽を作ったり、SNSで意見を発信したりするのも、この自己実現の一つです。
② 自己統治の価値
民主主義の社会では、国民一人ひとりが政治について考え、意見を表明し、議論することが不可欠です。政府の政策が良いのか悪いのか、どんな社会を目指すべきなのか、自由に意見を言い合えるからこそ、私たちはより良い社会を築いていくことができるんです。この価値は、別名「民主主義の過程にとって不可欠な価値」とも言われます。
表現の自由にはどんなものが含まれるの?
表現の自由と聞くと、話したり書いたりすることだけをイメージするかもしれませんが、実はもっと広いんです。
① 表現行為の自由:自分の意見を話す、書く、絵を描く、歌う、デモをするなど、あらゆる方法で表現する自由です。
② 表現を伝達する自由:新聞やテレビ、インターネットなどで情報を発信する自由(報道の自由)が含まれます。
③ 表現を受け取る自由:新聞を読んだり、テレビを見たり、インターネットで情報を検索したりする自由(知る権利)も、表現の自由の大切な一部です。
ただし、どんな表現でも無制限に許されるわけではありません。例えば、他人の名誉を傷つけたり、公共の福祉を著しく害したりする表現は、一定の制約を受けることがあります。この「どこまで許されるのか」が、行政書士試験でもよく問われるポイントになります。
表現の自由は、まさに民主主義社会の土台を支える、非常に重要な権利なんですね。
具体例で考えよう
ケース①:政治家Aの発言
政治家Aが、特定の政策について、テレビ番組で「この政策は国民にとって非常に危険だ」と批判的な意見を述べたとします。これは、政治家Aが自分の考えを公に表現する行為であり、表現の自由によって保障されます。たとえその意見が多数派と異なっていても、原則として自由に発言できるのです。
ケース②:市民BのSNS投稿
市民Bが、SNS上で、ある企業の製品の品質について「これはひどい欠陥品だ!」と個人的な感想を投稿したとします。これもまた、市民Bが自分の意見を表現する行為であり、表現の自由の範囲内です。ただし、もしその投稿が虚偽の事実に基づき、企業の信用を著しく損なうものであれば、名誉毀損などの法的責任を問われる可能性も出てきます。表現の自由も無制限ではない、という良い例ですね。
試験対策ポイント
「表現の自由」は憲法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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