成文法
せいぶんほう
ひとことで言うと
文字として書き記され、一定の形式で公布された法のこと。
くわしく解説
成文法とは何か?
成文法とは、文字として書き記され、一定の形式で公布された法のことです。みなさんが「法律」と聞いて真っ先にイメージするのが、この成文法でしょう。憲法、法律、政令、条例など、条文という形で明確に書かれているものすべてが成文法に含まれます。
成文法のポイントは、「誰でも読める形で存在している」という点にあります。法律は国民の権利義務に関わるものですから、どこにどんなルールがあるのか、はっきりわかる必要があるのです。
不文法との違いは?
成文法と対になる概念が不文法です。不文法は、文字として明確に書かれていない法のことで、慣習法や判例法などがこれに当たります。
成文法は「文字で読める」のに対し、不文法は「慣行や判例の積み重ねで認められる」という違いがあります。日本は成文法を中心とする成文法主義の国ですが、判例法などの不文法も実務上は重要な役割を果たしています。
試験で押さえるべきポイント
成文法には憲法・法律・命令・条例など、階層構造があります。上位の法が下位の法に優先するという法の段階構造も、あわせて理解しておきましょう。また、成文法どうしが矛盾する場合には、新法優先の原則や特別法優先の原則が働くことも頻出論点です。
具体例で考えよう
ケース①:民法という成文法
民法には「契約は守らなければならない」というルールが条文として明記されています。これは誰でも六法全書やインターネットで確認できる成文法です。あなたが契約違反で訴えられたとき、裁判官はこの条文を根拠に判断します。
ケース②:慣習法という不文法
一方、温泉地で古くから「この源泉は地域住民が共同で使う」という慣習があり、それが法的効力を持つ場合があります。これは条文として書かれていないため不文法にあたります。成文法と不文法、両方が日本の法体系を支えているのです。
試験対策ポイント
「成文法」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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