嫡出子
ちゃくしゅつし
ひとことで言うと
法律上の婚姻関係にある夫婦から生まれた子どものこと。
くわしく解説
嫡出子とは何か?
嫡出子とは、法律上の婚姻関係にある夫婦から生まれた子どものことです。
民法では、婚姻届を出している夫婦の間に生まれた子は、原則として嫡出子として扱われます。これに対して、婚姻関係にない男女の間に生まれた子は非嫡出子と呼ばれます。
いつから嫡出子として扱われるの?
ポイントは、妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定されるという嫡出推定の仕組みにあります。
具体的には、①婚姻成立の日から200日後に生まれた子、または②婚姻解消・取消しの日から300日以内に生まれた子は、嫡出子と推定されます。この期間内に生まれた子は、夫の子であると法律上自動的に推定されるのです。
推定を覆すことはできるの?
原則として、嫡出推定は強力です。「自分の子ではない」と主張したい場合、夫は嫡出否認の訴えという特別な手続きを取る必要があります。
この訴えは、夫が子の出生を知った時から1年以内に家庭裁判所に提起しなければなりません。期限を過ぎると、もはや否認することはできなくなります。
試験での注意点
嫡出推定の期間(200日・300日)と、嫡出否認の訴えの期限(1年)は頻出です。また、非嫡出子との違いや、認知との関係も整理しておきましょう。
具体例で考えよう
ケース①:婚姻後に生まれた子
AさんとBさんが6月1日に婚姻届を提出し、翌年3月に子どもが生まれたとします。婚姻成立から200日以上経過しているため、この子は嫡出推定を受ける嫡出子として扱われます。
ケース②:離婚後に生まれた子
CさんとDさんが4月1日に協議離婚し、その年の12月にCさんが出産したとします。離婚から300日以内の出生なので、この子は元夫Dさんの嫡出子と推定されます。
試験対策ポイント
「嫡出子」は民法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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