国内総生産(GDP)
こくないそうせいさん
ひとことで言うと
一定期間に国内で新たに生み出された財やサービスの付加価値の総額を示す、経済規模を測る最も代表的な指標のこと。
くわしく解説
GDPって何を測っているの?
国内総生産(GDP)は、一定期間(通常は1年間)に国内で新たに生産された財やサービスの付加価値の合計額です。たとえば、工場で作られた自動車、レストランで提供される食事、学校で行われる教育サービスなど、あらゆる経済活動の成果を金額に換算して合計したものです。
ポイントは、「国内で」生産されたものだけを数えるという点です。日本企業が海外で生産したものは含まれません。
なぜGDPが重要なの?
GDPは国の経済規模や経済成長の度合いを示す最も重要な指標です。政府が財政政策を決めるとき、日本銀行が金融政策を考えるとき、必ずGDPの動きを見ています。
また、GDPが増えていれば経済成長している、減っていれば景気が悪化していると判断されます。あなたの生活に直結する雇用や賃金の動きも、GDPの増減と深く関わっています。
名目GDPと実質GDPの違いは?
名目GDPは、その年の価格でそのまま計算したものです。一方、実質GDPは、物価変動の影響を取り除いて計算します。
たとえば、物価が2倍になっただけで名目GDPも2倍になることがあります。でも実際の生産量は増えていません。だから、本当の経済成長を知るには実質GDPを見る必要があるのです。
具体例で考えよう
ケース①:パン屋さんの売上
あるパン屋が小麦粉80円を仕入れてパンを作り、200円で販売したとします。この場合、GDPに計上されるのは200円ではなく、**付加価値である120円(200円−80円)**です。原材料費を二重に数えないようにするためです。
ケース②:海外工場での生産
日本の自動車メーカーがタイに工場を建てて車を生産したとします。この生産額は日本のGDPには含まれません。なぜなら、生産されたのは「国内」ではなく「タイ」だからです。ただし、この利益が日本に還元されればGNI(国民総所得)には含まれます。
試験対策ポイント
「国内総生産(GDP)」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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