ロゴ行政書士になる子ちゃん
憲法社会権

団体行動権

だんたいこうどうけん

📌

ひとことで言うと

労働者が団結して、使用者に対して団体交渉や争議行為を行う権利のこと。

なる子ちゃん

くわしく解説

団体行動権って、どんな権利のこと?

みなさん、こんにちは!行政書士試験のカリスマ講師、〇〇です。今日は「団体行動権」という、労働者にとって非常に重要な権利について解説していきますね。

「団体行動権」を一言で言うと、労働者が使用者(会社など)に対して、自分たちの労働条件を良くするために、みんなで力を合わせて行動する権利のことです。これは憲法28条で保障されている「労働基本権」の一つで、具体的には以下の3つの権利が含まれます。

団結権(だんけつけん):労働者が労働組合を結成したり、加入したりする権利です。一人では会社と対等に交渉するのは難しいですよね。だからこそ、みんなで力を合わせることが大切なんです。

団体交渉権(だんたいこうしょうけん):労働組合が使用者と賃金や労働時間、その他の労働条件について交渉する権利です。この権利があるからこそ、労働者は自分たちの意見を会社に直接伝え、改善を求めることができるんです。

争議権(そうぎけん):団体交渉がうまくいかない場合に、労働者がストライキなどの行動を起こして、使用者に対して要求を実現させるための権利です。これは最終手段とも言える権利で、労働者の生活を守るために認められています。

これらの権利は、労働者が使用者に対して弱い立場に立たされがちな状況で、実質的な平等を確保するために不可欠なものとして憲法で保障されているんです。会社と労働者が対等な立場で話し合い、より良い労働環境を築いていくために、この団体行動権は非常に重要な役割を果たしているんですよ。


なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:給料が上がらない!

あなたの会社で、何年も給料が上がらず、不満がたまっているとします。この時、あなたが一人で社長に「給料を上げてほしい!」と訴えても、なかなか聞き入れてもらえないかもしれません。しかし、もし会社の同僚たちと一緒に労働組合を結成し(団結権)、その組合が会社と給料アップについて話し合い(団体交渉権)、それでも会社が応じない場合に、みんなでストライキを決行する(争議権)とします。これが団体行動権の具体的な行使です。結果として、会社は組合の要求に応じ、給料が上がったとします。

ケース②:労働環境を改善したい!

あなたの職場で、長時間労働が常態化しており、休憩も十分に取れない状況だとします。この過酷な労働環境を改善したいと考えた労働者たちが、労働組合を結成し、会社に対して労働時間の短縮や休憩時間の確保を求めて交渉を開始しました。会社側がなかなか応じないため、組合は一時的な業務停止(ストライキ)も検討すると伝えたところ、会社は交渉に応じ、労働環境の改善策を協議する場を設けることになりました。これも団体行動権を行使した結果、労働条件の改善につながった例です。

試験対策ポイント

団体行動権」は憲法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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