団体自治
だんたいじち
ひとことで言うと
国から独立した地方公共団体が、自らの権限と責任で地域の行政を行うという地方自治の原則のこと。
くわしく解説
団体自治って何?
地方自治には2つの柱があります。そのうちの1つが団体自治です。
これは、「国から独立した地方公共団体が、自分たちの権限と責任で地域の政治を行う」という考え方です。簡単に言えば、「国の言いなりにならず、地方は地方で独自にやっていく」ということですね。
もう1つの柱「住民自治」との違いは?
地方自治のもう1つの柱が住民自治です。混同しやすいので、しっかり区別しましょう。
団体自治は、「国 vs 地方公共団体」の関係に注目します。地方が国から独立しているかどうかがポイントです。
一方、住民自治は、「地方公共団体 vs 住民」の関係に注目します。住民が地域の政治に参加できるかどうかがポイントです。
覚え方としては、「団体自治=国からの独立」「住民自治=住民による参加」と整理しておくとよいでしょう。
なぜ団体自治が大切なの?
もし国がすべてを決めてしまうと、地域ごとの事情に合った行政ができません。北海道と沖縄では気候も産業も違いますよね。
団体自治があるからこそ、地方公共団体は条例を制定したり、自治事務を処理したりして、地域に合った行政サービスを提供できるのです。
憲法上の根拠はどこ?
憲法92条に「地方自治の本旨」という言葉があります。この「地方自治の本旨」の中身が、団体自治と住民自治の2つだと解釈されています。
つまり、団体自治は憲法によって保障された原則なのです。
試験で押さえるべきポイント
行政書士試験では、「団体自治と住民自治の違い」がよく問われます。
①団体自治は、国からの独立性を意味し、ヨーロッパ大陸型の考え方に由来します。
②住民自治は、住民参加を意味し、イギリス・アメリカ型の考え方に由来します。
この「由来の違い」も出題されることがあるので、セットで覚えておきましょう。
試験対策ポイント
「団体自治」は行政法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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