勤務間インターバル制度
きんむかんいんたーばるせいど
ひとことで言うと
仕事が終わってから次の勤務が始まるまでの間に、一定時間以上の休息時間を確保する制度のこと。
くわしく解説
この制度は何のためにあるの?
勤務間インターバル制度は、働く人の健康を守るための仕組みです。「今日は深夜まで残業したのに、翌朝早くから出勤しなければならない」という過酷な働き方を防ぐために設けられました。
仕事が終わってから次の勤務開始までの間に、一定時間以上の休息時間(インターバル)を確保することで、十分な睡眠や生活時間を保障しようという考え方です。
法律上の位置づけは?
労働時間等設定改善法という法律に規定されています。ただし、現在のところ企業への導入は努力義務とされており、必ず導入しなければならないわけではありません。
とはいえ、働き方改革の一環として、国は企業に対してこの制度の導入を強く推奨しています。
具体的にはどれくらいの休息時間?
法律で明確な時間数は決まっていませんが、厚生労働省は11時間以上の休息時間確保を推奨しています。
たとえば、午後11時まで働いた場合、次の出勤は翌日の午前10時以降になるということです。もし会社の始業時刻が午前9時だとしても、11時間の休息を優先して、その日は午前10時出勤でよいことになります。
なぜ試験で出題されるの?
近年の働き方改革に関連して、労働者の健康管理や長時間労働の是正に関する問題が重視されています。男女雇用機会均等法や女性活躍推進法などとあわせて、労働環境の整備に関する制度として出題される可能性があります。
具体例で考えよう
ケース①:深夜残業の翌日
あなたの会社は勤務間インターバル制度(11時間)を導入しているとします。ある日、急な納期対応で午前1時まで残業しました。通常の始業時刻は午前9時ですが、この制度があれば翌日は正午(12時)からの出勤でよいことになります。これにより、あなたは十分な睡眠時間を確保できるのです。
ケース②:制度がない場合との比較
制度を導入していない会社では、深夜まで働いても翌朝は通常どおり出勤しなければなりません。午前1時に退社して午前9時出勤だと、休息時間はわずか8時間。通勤時間を考えれば睡眠時間は5〜6時間程度になってしまい、健康を害するリスクが高まります。勤務間インターバル制度は、こうした過酷な働き方を防ぐ仕組みなのです。
試験対策ポイント
「勤務間インターバル制度」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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