副市町村長
ふくしちょうそんちょう
ひとことで言うと
市町村長を補佐し、その命を受けて政策や企画を担当するとともに、長に事故があるときなどに職務を代理する特別職の地方公務員のこと。
くわしく解説
副市町村長って何をする人?
副市町村長とは、市町村長(市長・町長・村長)のすぐ下で、長を補佐する役職です。都道府県でいう副知事に相当します。
ポイントは、「単なる事務処理係ではなく、政策や企画をつかさどるトップ補佐官」という位置づけにあります。長が忙しいとき、病気のとき、あるいは欠けたときには、長の職務を代理する重要な役割も担います。
どうやって選ばれるの?
副市町村長は、長が議会の同意を得て選任します。住民の直接選挙ではありません。
任期は4年です。ただし、長は任期中であっても副市町村長を解職することができます。これは長との信頼関係が重要な職だからです。
設置は義務なの?
実は、副市町村長の設置は任意です。条例で「置かない」と定めることもできますし、逆に2人以上置くことも条例で定められます。
大きな市では複数の副市町村長がいることも珍しくありません。
副知事との違いは?
基本的な役割は同じですが、都道府県には副知事、市町村には副市町村長という名称の違いがあります。どちらも長の補助機関として位置づけられています。
試験で問われやすいポイント
①選任方法:長が議会の同意を得て選任する(直接選挙ではない)
②任期:4年である
③設置:条例で置かないことも、複数置くこともできる
④身分:一般職ではなく特別職の地方公務員である
特に、議会の同意が必要という点と、任意設置である点は頻出です。会計管理者(必置)との違いも押さえておきましょう。
具体例で考えよう
ケース①:市長が入院したとき
あなたの住む市の市長が急病で入院し、1か月間職務を行えなくなったとします。このとき、副市長が市長の職務を代理して、予算の執行や議会への出席などを行います。これが副市町村長による職務代理です。
ケース②:新しい副市長の選任
市長が新たに副市長を選びたいと考えたとします。市長は候補者を決めて議会に提案し、議会が同意すれば正式に副市長として選任されます。議会の同意なしに市長が勝手に決めることはできません。
試験対策ポイント
「副市町村長」は行政法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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