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民法物権

共有

きょうゆう

📌

ひとことで言うと

複数の人が、ひとつの物を共同で所有している状態のこと。各自が持分という割合的な権利を持つ。

なる子ちゃん

くわしく解説

共有とは何か?

共有とは、複数の人が一つの物を共同で所有している状態のことです。たとえば、兄弟3人で土地を相続した場合、その土地は3人の共有になります。

ポイントは、「物全体をみんなで持っている」という点です。土地を3つに区切って分けるのではなく、土地全体に対してそれぞれが割合的な権利(持分)を持っているのです。


共有物はどう使えるの?

共有物の使い方には、ルールがあります。

①使用・収益は持分に応じて可能です。各共有者は、自分の持分の範囲内で共有物全体を使うことができます。

②管理行為は持分の過半数で決定します。賃貸借契約を結ぶなどの管理は、持分の過半数の同意が必要です。

③変更・処分行為は全員の同意が必要です。建物を取り壊したり、売却したりする場合は、共有者全員の同意がなければできません。


いつでも分けられるの?

各共有者は、原則としていつでも共有物分割請求ができます。「もう共有をやめたい」と思ったら、分割を求めることができるのです。

ただし、5年以内の期間で「分割しない」という約束をすることも可能です。この点は試験でもよく問われます。

なる子ちゃん

具体例で考えよう

ケース①:兄弟3人で土地を相続

父が亡くなり、兄弟3人が土地を相続したとします。遺産分割前は、この土地は3人の共有状態です。長男が3分の1、次男が3分の1、三男が3分の1の持分を持ちます。土地全体を3人で共同所有しているため、勝手に自分の持分部分だけを売ることはできますが、土地全体を処分するには3人全員の同意が必要になります。

ケース②:夫婦でマンションを購入

夫婦が共同でお金を出し合ってマンションを購入したとします。夫が2000万円、妻が1000万円出した場合、持分は夫3分の2、妻3分の1となります。このマンションを賃貸に出す場合は持分の過半数で決められますが、売却する場合は夫婦両方の同意が必要です。

試験対策ポイント

共有」は民法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。

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