公用物
こうようぶつ
ひとことで言うと
国や地方公共団体が、庁舎・公用車など行政活動を行うために直接使用する公物のこと。
くわしく解説
公用物って何に使うもの?
公用物とは、国や地方公共団体が自分たちの仕事のために直接使う物のことです。たとえば、市役所の庁舎、警察署の建物、消防車、公用車などがこれにあたります。
ポイントは、「国民が直接使うものではなく、行政機関が内部で使うもの」という点にあります。
「公共用物」との違いは?
公物には大きく分けて公用物と公共用物があります。この違いをしっかり押さえましょう。
公共用物は、道路・公園・河川など、一般の人々が直接利用するものです。みなさんが毎日歩く道路や、休日に訪れる公園がこれにあたります。
一方、公用物は、庁舎や公用車など、行政機関が事務を行うために使うものです。つまり、「誰が使うか」で区別すると覚えやすいでしょう。
公用物の具体例は?
①庁舎があります。市役所、県庁、裁判所、税務署などの建物です。
②公用車があります。知事や市長が移動に使う車、パトカー、消防車などです。
③行政財産としての備品があります。役所内のパソコン、机、椅子なども広い意味では公用物に含まれます。
試験ではここが問われる!
行政書士試験では、公物の分類が頻出です。「公用物」と「公共用物」の違い、そして公物全体の概念を正確に理解しているかが問われます。
特に、具体例を挙げて「これは公用物か公共用物か」を判断させる問題が出やすいので、庁舎=公用物、道路=公共用物という基本をしっかり押さえておきましょう。
具体例で考えよう
ケース①:市役所の庁舎
あなたが住民票を取りに行った市役所の建物を想像してください。この建物自体は、市の職員が行政事務を行うために設置されています。住民が利用するのは窓口サービスであって、建物そのものを自由に使えるわけではありません。これは公用物の典型例です。
ケース②:消防署の消防車
火事が起きたとき、消防車が出動します。この消防車は、消防署という行政機関が消火活動を行うために保有しているものです。一般市民が自由に乗ったり使ったりすることはできません。これも公用物にあたります。
試験対策ポイント
「公用物」は行政法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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