FTA
えふてぃーえー
ひとことで言うと
自由貿易協定のこと。特定の国や地域間で関税を撤廃・削減し、貿易の自由化を図る国際条約。
くわしく解説
FTAって何のこと?
**FTA(Free Trade Agreement)**は、自由貿易協定と訳されます。特定の国や地域同士が、お互いの貿易の障壁を取り除くために結ぶ約束のことです。
具体的には、関税(輸入品にかける税金)を撤廃したり、低くしたりすることで、モノやサービスの行き来をスムーズにします。「国境を越えた取引をもっと自由にしよう」という考え方が根底にあります。
EPAやWTOとの違いは?
似た用語にEPAやWTOがありますが、それぞれ範囲が異なります。
WTOは世界中の国々が参加する多国間の貿易ルールです。一方、FTAは特定の国同士だけの約束なので、より踏み込んだ自由化が可能になります。
**EPA(経済連携協定)**は、FTAに加えて、投資やサービス、知的財産権なども含む幅広い協定です。「FTAは関税中心、EPAはそれ以上」と覚えましょう。
なぜ重要なの?
日本は資源に乏しく、貿易立国として発展してきました。FTAを結ぶことで、日本企業は海外で安く製品を売れるようになり、消費者は輸入品を安く買えるようになります。
また、行政書士試験では、国際的な経済秩序や通商政策を問う問題で、FTA・EPA・WTOの違いが問われることがあります。それぞれの特徴をしっかり押さえておきましょう。
具体例で考えよう
ケース①:日本とオーストラリアのFTA
日本がオーストラリアと自由貿易協定を結び、オーストラリア産の牛肉にかかる関税を段階的に引き下げることにしたとします。これにより、日本の消費者はより安く牛肉を購入できるようになります。これはFTAによる関税削減の効果です。
ケース②:日本と複数国によるTPP
日本が環太平洋の11か国と包括的な自由貿易協定(TPP)を結び、関税の撤廃だけでなく投資ルールや知的財産権の保護も含めた協定を結んだとします。この場合、関税削減部分はFTA的要素、それ以外はEPA的要素と言えます。
試験対策ポイント
「FTA」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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