監査機関
かんさきかん
ひとことで言うと
行政機関の事務や会計が適正に行われているかをチェックする機関のこと。
くわしく解説
監査機関って何をするの?
行政機関が正しく仕事をしているか、お金を適切に使っているかを外部からチェックする機関のことです。
企業でいえば「監査役」のような存在ですね。自分たちの仕事を自分たちでチェックするのは難しいので、別の機関が客観的に見る必要があります。ポイントは、「権力は必ず監視されなければならない」という考え方にあります。
他の機関との違いは?
行政組織にはさまざまな種類の機関があります。混同しやすいので整理しましょう。
諮問機関は、行政庁から相談を受けて意見を述べる機関です。あくまで「アドバイス役」であり、その意見に拘束力はありません。
参与機関は、行政庁の意思決定に参加し、その議決が行政庁を拘束する機関です。
一方、監査機関は意思決定には関与せず、すでに行われた事務や会計を事後的にチェックするのが役割です。「決める機関」ではなく「調べる機関」というわけですね。
具体的にはどんな機関があるの?
代表的なものは以下のとおりです。
①会計検査院があります。国の収入・支出を検査する憲法上の機関で、内閣から独立した地位を持ちます。
②監査委員があります。地方公共団体に置かれ、地方自治体の財務や事務を監査します。
試験ではここが狙われる!
行政書士試験では、諮問機関・参与機関・監査機関の区別がよく問われます。それぞれの役割の違いを正確に押さえておきましょう。特に「監査機関は事後的なチェック機関であり、意思決定には参加しない」という点を覚えておくことが重要です。
具体例で考えよう
ケース①:会計検査院による検査
国がある公共事業に予算を使ったとします。その支出が適正だったかどうかを、会計検査院が調べて報告書を作成します。これは監査機関による監査の典型例です。
ケース②:地方自治体の監査委員
ある市が補助金を交付したとします。その補助金が正しく使われたかを、市の監査委員がチェックします。これも監査機関の活動にあたります。
試験対策ポイント
「監査機関」は行政法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
関連用語
📱 アプリのご紹介
スマホアプリで、いつでもどこでも。行政書士合格を、スキマ時間で。
行政書士試験学習には必須の判例のわかりやすい解説から科目別テキスト、過去問演習、択一演習をスマホでまとめて持ち歩ける学習アプリです。通勤・休憩中に1問だけでも。独学でも仕事と両立しながら、合格を目指せます。