株券
かぶけん
ひとことで言うと
株主が会社に対して持つ権利(株式)を表す有価証券のこと。
くわしく解説
株券って今も使われているの?
株券は、株主としての地位や権利を紙で表した証券です。「株を持っている」ことを証明する証拠のようなものだと考えてください。
でも実は、平成21年(2009年)に株券電子化が行われて以降、原則として株券は発行されなくなりました。つまり、現在はほとんどの会社で株券という「紙」は存在しないのです。すべて電子的に記録される仕組みになっています。
なぜ株券を学ぶ必要があるの?
「もう株券はないのに、なぜ勉強するの?」と疑問に思うかもしれませんね。それは、会社法には株券に関する規定が今も残っているからです。
特に、非公開会社(株式の譲渡に制限がある会社)では、定款で定めれば例外的に株券を発行することもできます。また、過去の事例や株式の譲渡に関するルールを理解するためにも、株券の知識は重要です。
株券と株式はどう違うの?
株式は、株主としての権利そのもの。議決権を行使したり、配当を受け取ったりする権利です。
一方、株券は、その株式を紙の証券として表したもの。つまり、株式という権利を目に見える形にしたのが株券なのです。
ポイントは、「株券がなくても株主の権利は存在する」という考え方にあります。株券はあくまで証明書にすぎないのです。
具体例で考えよう
ケース①:電子化前の株式取引
平成20年(2008年)まで、上場企業の株を買った人は、実際に株券という紙を受け取っていました。株を売るときは、この紙を証券会社に渡す必要がありました。これが株券を使った株式の譲渡です。
ケース②:非公開会社での株券発行
家族経営の小さな株式会社が、定款で「株券を発行する」と定めたとします。この場合、今でも株券という紙が発行され、株主はそれを保管することになります。これは例外的に認められているケースです。
試験対策ポイント
「株券」は商法・基礎の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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