内閣の組織
ないかくのそしき
ひとことで言うと
内閣が具体的にどのようなメンバーで構成され、どういう仕組みで動いているのかのこと。
くわしく解説
内閣って、どんなメンバーでできているの?
みなさん、内閣と聞くと、内閣総理大臣を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?もちろん、内閣のトップは内閣総理大臣です。しかし、内閣は総理大臣一人で成り立っているわけではありません。
内閣は、内閣総理大臣と、その他の国務大臣で組織されています。憲法では、この国務大臣の人数について、具体的な上限は定めていませんが、内閣法という法律で14人以内と定められています。ただし、必要に応じて特命担当大臣などを設ける場合は、さらに3人まで増やすことができるとされています。
国務大臣ってどんな人がなれるの?
国務大臣になるためには、いくつか大切なルールがあります。
① 文民であること これは、軍人ではない人、つまり民間人である必要があるということです。これは、軍事力が政治に介入するのを防ぎ、シビリアンコントロール(文民統制)を徹底するための、とても重要な原則なんです。
② 過半数は国会議員であること 国務大臣の半数以上は、衆議院議員か参議院議員でなければなりません。これは、内閣が国民の代表である国会に対して責任を負う、という議院内閣制の考え方からきています。国民の意見を政治に反映させるためにも、国会議員が内閣の一員として活動することは非常に大切なんですね。
内閣の組織のポイントは?
内閣の組織のポイントは、「内閣総理大臣と国務大臣からなり、文民による統制と、国会への責任を明確にするための仕組みが盛り込まれている」という点です。これらのルールがあるからこそ、内閣は民主的な手続きを経て、国民のために政治を行うことができるのです。
これで、内閣がどんなメンバーで構成されているのか、少しはイメージが湧いたのではないでしょうか?行政書士試験でも、この組織の基本は頻出なので、しっかり押さえておきましょう!
具体例で考えよう
ケース①:内閣総理大臣が任命する大臣の人数
ある日、内閣総理大臣が新しい内閣を発足させようとしています。国務大臣を何人まで任命できるでしょうか?
この場合、内閣法で定められている原則14人以内、ただし、特命担当大臣を置く場合は最大17人まで任命することができます。
ケース②:国務大臣の要件
内閣総理大臣が、元軍人で現在も軍籍を持つ人物を国務大臣に任命しようとしたとします。この任命は可能でしょうか?
憲法上、国務大臣は文民であることが求められますので、元軍人であっても、軍籍を持つ人物は国務大臣になることはできません。これは、軍が政治に介入することを防ぐための重要な原則だからです。
試験対策ポイント
「内閣の組織」は憲法の頻出ワードです。 用語の定義と、それがどの場面で問題になるかをセットで覚えましょう。
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