行政書士試験の勉強法・学習計画
独学で合格するために知っておきたい戦略をまとめました
まず「800時間」を目標に設定する
初学者の目安学習時間
800時間以上
1日3時間 × 約9〜12ヶ月
「300時間で合格した」「3ヶ月で受かった」という話をSNSで見ることもありますが、それは法学部出身・他試験経験者などの例外です。初学者が独学で合格するには、800時間以上の学習時間を確保することが現実的な目標です。
1日2時間以下の学習だと「覚えては忘れる」サイクルから抜け出せません。1日最低2時間、できれば3時間以上の学習時間を確保しましょう。通勤・家事・入浴などのスキマ時間を活用することで、これをクリアしやすくなります。
🎧 スキマ時間をフル活用しよう
なる子ちゃんのプレミアムプランでは、判例の音声解説を聴き放題。通勤・家事中のながら学習で、毎日30分を「勉強時間」に変えられます。
科目を学ぶ順番
法律用語・法的思考の土台。量は少ないが最初にやると後の理解がスムーズ。
統治・人権の2本柱。判例が多く出るので判例学習と組み合わせると効果的。
配点が最も高い(76点)最重要科目。総則・物権・債権の順で学ぶ。丁寧にやろう。
行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法・国家賠償法・地方自治法をカバー。配点が最大(112点)。
配点は低め(28点)。時間が足りなければ最小限の対策でもOKだが、捨てるのはNG。
一般知識・行政書士法等・情報通信・文章理解。足切りがあるので最低6問確保が必須。
テキスト・参考書の選び方
📗 一冊本(全科目まとめ)
コンパクトで持ち運びやすい。ただしスペースの都合上、細かい部分まで書けないので「穴のある知識」になりやすい。過去問演習を多く積むことで補う必要あり。
📘 科目別テキスト(推奨)
分野ごとに丁寧に解説。厚めの本ほど事例や解説が充実。ボリュームはあるが、内容の理解が深まりやすく応用問題にも対応できる。
書店で実際に手に取り、「自分にとって読みやすい文章か」を確認して選びましょう。ネットの口コミは参考程度に。人によって相性があります。
判例学習のコツ
行政書士試験では、憲法・行政法・民法の各科目で判例知識が問われます。「事件名と結論だけ丸暗記」では応用問題に対応できません。「なぜその判決が出たか」という背景理解が重要です。
⭐ まず重要度Sから
試験での出題率が高い判例を優先。闇雲にすべてやろうとしない。
🗺️ 図解で理解する
当事者の関係を図にすると記憶に残りやすい。なる子ちゃんの図解付き解説を活用。
🎧 音声でながら学習
通勤・家事の時間に音声解説を聴くことで反復回数が増やせる。
基礎知識(一般知識)の攻略法
①行政書士法等(重点)
得点源令和6年度から追加。行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法が中心。条文を丁寧に読み込み、過去問で慣れる。時間をかける価値あり。
②文章理解(重点)
得点源3問出題。2問以上の確保が合格の必須条件。大学受験・公務員試験の文章理解問題集が有効。毎日1問解く習慣を。
③情報通信・個人情報保護
1〜2問確保個人情報保護法の目的・定義は必ず覚える。IT時事ネタにも目を向けておこう。
④一般知識(政治・経済・社会)
1問取れれば御の字出題範囲が広く対策しにくい。日頃からニュースを見る習慣をつけ、試験本番は現場思考で対処。時間をかけすぎない。
予備校 vs 独学、どちらがいい?
試験内容自体は独学で対応できるレベルです。合否を分ける最大の要因は「学習計画を継続できるか」です。
予備校・通信講座が向いている人
- ・自己管理が苦手で計画が続かない
- ・お金を使うことで意識が上がるタイプ
- ・わからないことをすぐ質問したい
- ・勉強仲間を作りたい
独学が向いている人
- ・自分のペースで進めたい
- ・費用を抑えたい
- ・スキマ時間を有効活用できる
- ・学習計画の自己管理ができる
なお「講義を受けた=学んだ」は大きな落とし穴。受け身の受講だけでは知識は定着しません。アウトプット(問題演習)との組み合わせが必須です。
直前1ヶ月の過ごし方
人間は忘れる生き物です。試験日に知識の頂点が来るよう、直前期の計画を組み立てましょう。
全科目の総ざらい開始。苦手分野を中心に弱点を洗い出す。
予想模試・年度別過去問を時間を計って解く。本番の感覚をつかむ。
模試の解き直しと苦手ポイントの集中補強。新しいことに手を出さない。
軽い復習と体調管理。睡眠・食事のリズムを試験当日に合わせる。